真夏の太陽が照りつける7月17日(月)海の日、美しい湘南の西浜海岸に数多くのみこしが集まり、壮大な夏の祭典が斎行されます。
これが世に名高い茅ヶ崎海岸『浜降祭』で「暁の祭典」とも称されています。
茅ヶ崎海岸暁の祭典『浜降祭』
7月17日未明に寒川・茅ヶ崎の神社を一番神輿が出発し、早朝4時頃から海岸に到着します。
その神輿の数はおよそ40基を数え、海岸を所狭しと練り歩きます。
その中の数基は「みそぎ」で神輿が海に入っていきます。海に入る神輿を見られるのは、5時~7時の入場時と式典終了時の8時過ぎです。
式典がはじまると帰られる方がいますが、まとまった神輿が海に入るのを見るには、お発ち(式典後一斉に神輿が動き出す)の後の8時過ぎがお薦めです。
海の状態により入らない時もあるので、見ることができたら幸運です。
「どっこい!どっこい!」とのかけ声で担ぐため、「どっこい神輿」とも呼ばれることもあります。
浜降祭の起源
浜降祭の起源については、諸説がありますが、古老のみなさんの話をまとめてみると、次のような説に集約されます。
今から170年ほど前の1838(天保9)年、寒川神社の神輿が、例年春に行われる国府祭(こうのまち)【大磯町国府本郷】に渡御した帰途、相模川の渡し場で寒川の氏子と地元の氏子が争いを起こし、川に落ちて行方不明になってしまいました。
その数日後、南湖の網元である孫七さんが漁の最中にこのご神体を発見し、寒川神社に届けたことを契機に、毎年同神社の神輿が、そのお礼のため南湖の浜に赴き、「禊(みそぎ)」をするようになったと言い伝えられています。
一方、江戸時代後期に幕府がまとめた『新編相模国風土記稿』によりますと、鶴嶺八幡宮では、寒川神社のお礼参りよりずっと古い時代から、心身の罪やけがれを清める「みそぎ」の神事を行うため、毎年、浜辺への渡御が行われていたとあります。
このように両神社の伝承は、古くから語り継がれ、それが後世になって合体して定着し、その後1876(明治9)年にこれまで旧暦の6月29日に行われていた「みそぎ」神事を新暦の7月15日と定め、名称も”浜降祭”と呼ばれるようになりました。
また、1997(平成9)年には、例祭日を7月20日に変更しましたが、祝日の改正に伴い2004(平成16)年からは7月海の日(第3月曜日)に例祭日が再度変更しました。
※この項茅ヶ崎海岸浜降祭保存会より
交通アクセス
★JR茅ヶ崎駅南口から徒歩約20分、あるいは臨時有料シャトルバス利用
★交通規制もありますし、周辺には駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用下さい。
※交通規制の詳しいことは茅ヶ崎海岸浜降祭保存会HPをご覧下さい。
茅ヶ崎海岸浜降祭での宿泊場所
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