先に「横手のかまくら」をご紹介しましたが、「横手のかまくら」も『みちのく五大雪まつり』のひとつです。
そのほかの『みちのく五大雪まつり』を簡単にご紹介しましょう。
みちのく五大雪まつり
◆青森県八戸市の「八戸えんぶり」
◆青森県弘前市の「弘前城雪燈籠まつり」
◆岩手県雫石町の「希望郷いわて雪まつり」
◆秋田県男鹿市の「なまはげ柴灯まつり」
◆秋田県横手市の「横手かまくら」
と北東北の冬を代表する五つのまつりです。
いわて雪まつり
いわて雪まつりは、岩手県岩手郡雫石町にある小岩井農場のまきば園で毎年2月 に行われる雪祭りです。2016年は1月30日(土)~2月7日(日)に行われます。
大型滑り台の雪像や雪のステージなど大小合わせて約16基の雪像や70基もの かまくらでジンギスカン・焼肉を食べることができるそうです。
開催期間中は朝9:00~夜9:00まで開場。夕方(暗く)になると雪像がライトアップされます。
イベントとして花火が毎日あります。
冬のまつりとしては本州最大規模で、約10日間の開催期間で30万人前後の人が訪れるそうです。
入場は無料です。
弘前城雪燈籠まつり
第40回 弘前城雪燈籠まつり ひろさきじょうゆきどうろうまつり
桜の名所、弘前城の冬もまた格別です。
みちのく5大雪まつりのひとつ弘前城雪燈籠まつりは、昭和52年(1977)にスタートしました。
雪燈籠は、長くて辛い北国の冬を楽しく演出しようと市民手作りで行われます。
厳冬の夜、雪化粧した天守閣と老松がライトアップされ、幻想的で詩情豊かな郷愁を誘います。
本丸から岩木山に向かって望む蓮池の周りには、ローソクを灯したミニカマクラが並び、あたりは雪と光のファンタジーに包まれます。
メイン会場の四の丸には、歴史的建造物などをかたどった大雪像や、大きな滑り台も作られ、雪を楽しむたくさんのイベントが行なわれています。
期間:2016/02/11~2016/02/14
会場:弘前公園(国指定史跡「弘前城跡」)
お問い合わせ:弘前市立観光館 ? 0172-37-5501
なまはげ柴灯まつり
「なまはげ柴灯(せど)まつり」は、神事“柴灯祭”と民俗行事“なまはげ”を 組み合わせた幻想的かつ勇壮な冬まつりです。
今年度から復活した鎮釜祭・湯の舞から始まり、なまはげ入魂、行事再現、太鼓 や踊り、クライマックスの下山・献餅に至るまで、なまはげの魅力を存分に感じ ていただけます。
横手かまくら
「かまくら」は、およそ450年の伝統を誇る水神様をまつる小正月行事です。
かまくらの中では、子供たちが「はいってたんせ(かまくらに入ってください)」、 「おがんでたんせ(水神様をおがんでください)」といいながら、あまえこ(甘酒) やお餅を振る舞います。
祭り期間中、市内に100基ほどできるかまくらの中では、甘酒やお餅などを食べな がら、夜が更けるのも忘れて、“話っこ”に花が咲きます。
八戸えんぶり
「八戸えんぶり」は八戸地方を代表する民俗芸能で、国の重要無形民俗文化財に 指定されている、青森県南地方に春を呼ぶ伝統行事です。
その年の豊作を祈願するための祭りで、「太夫(たゆう)」と呼ばれる舞い手が馬の頭をかたどった華やかな烏帽子を被り、頭を大きく振る独特の舞いが特徴です。
その舞いは、稲作の動作である、種まきや田植えなどを表現したものです。また、舞いの合間の子供たちによる可愛らしい祝福芸も、見る者を楽しませてくれます。
祭り期間中は、市内外から参加する約30組のえんぶり組が街に彩りを添え、例年25万人ほどの人出でにぎわいます。