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春日若宮おん祭は、平安末期の1136(保延2)年に関白藤原忠通が五穀豊穣を祈って始めて以来、途切れることなく連綿と守り継がれている伝統行事。
国の重要無形民俗文化財に指定されています。
春日若宮おん祭開催日と交通アクセス
【開催日】:12月15日(土)から18日(火)
【交通アクセス】
≪公共交通機関≫:JR・近鉄奈良駅から春日大社本殿行バス8分終点下車すぐ
市内循環バス8分、「春日大社表参道」下車徒歩10分
≪車≫:第二阪奈道路「宝来」ICから約5km
若宮神社とおん祭
春日大社の摂社である若宮の御祭神は、大宮(本社)の第三殿天児屋根命と第四殿比売神の御子神であり、その御名を天押雲根命と申し上げます。
平安時代の中頃、長保五年(1003年)旧暦三月三日、第四殿に神秘な御姿で御出現になり、当初は母神の御殿内に、その後は暫らく第二殿と第三殿の間の獅子の間に祀られ、水徳の神と仰がれていました。
長承年間には長年にわたる大雨洪水により飢饉が相次ぎ、天下に疫病が蔓延したので、時の関白藤原忠通公が万民救済の為若宮の御霊威にすがり、保延元年(1135年)旧暦二月二十七日、現在地に大宮(本社)と同じ規模の壮麗な神殿を造営しました。
若宮の御神助を願い、翌年(1136年)旧暦九月十七日、春日野に御神霊をお迎えして丁重なる祭礼を奉仕したのが、おん祭の始まりです。
御霊験はあらたかで長雨洪水も治まり晴天の続いたので、以後五穀豊穣、万民安楽を祈り大和一国を挙げて盛大に執り行われ、八百七十有余年にわたり途切れることなく、今日に至ります。
(春日若宮おん祭保存会事務局HPより)
春日若宮おん祭17日の行事
17日は午前0時より若宮様が参道脇の御旅所にお遷りになる「遷幸の儀」から始まります。
正午からは平安から江戸時代に至る古式ゆかしい時代行列である「御渡り式」が奈良市街を練り進み、14時半からは御旅所で国の平安を祈念する祭典が厳粛に行われ、続いて夜遅くまで数多くの神事芸能が奉納されます。
このほか、「奈良市観光協会HP」には、「春日若宮おん祭観覧のための特別桟敷席について」も詳しく掲載されています。