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「松例祭」は、毎年大晦日から元旦に行われる羽黒山の代表的な祭りです。
羽黒山山頂にある合祭殿内や鏡池前広場、補屋などで、修行をした二人の山伏・松聖の験力を競うさまざまな神事が夜を徹して行われます。
つつが虫をかたどった大松明を焼き払う災厄を祓う「大松明引き」神事は、若者衆が綱を引く迫力満点の勇姿は見どころで、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
松例祭
千四百年の歴史を持つ、
みちのく出羽三山に生まれた修験道は、
時代の変還とともに、幾多の影響を被りながらも、
その本質は脈々と受け継がれている。
神事に携わる全ての人々の表情に浮かぶ、
敬虔な祈りと熱気は、時の流れを越えて、
遠く古代の人々の変わらぬ信仰を今に伝える。
「松例祭」は、毎年大晦日から明くる元旦にかけて夜を徹して行われることから別名歳夜祭ともいわれ、羽黒修験の四季の峰のひとつ「冬の峰」の満願の祭事です。
門前町手向地区より「位上」と「先途」と称する松聖2名が選ばれ、9月24日より百日の行に励みます。
この間、祭壇を設え、興屋聖に納められた五穀に稲霊の憑依を祈るとともに、五穀豊穣、天下泰平を祈願します。
また古来よりこの祭りの費用を得るため、松の勧進として庄内地方の家々に出向き松例祭の寄進を募り満願の日を迎えることになります。
12月30日は地元地区の若者が昇山し「位上方」・「先途方」に分かれ、悪魔に擬した「ツツガムシ」をかたどった2体の大松明を作る「大松明まるき」があります。
以降すべての行事は、この位上方と先途方の優劣・遅速等、競争の形をとり進められていきます。
※この項出羽三山神社HPより
松例祭の行事
松例祭当日(大晦日~元旦朝)の主な行事
綱まき行事 腹ごしらえ 賜杯まるき直し 綱さばき 砂はき渡し
検縄行事/砂はき行事 御定目 験競べ 大松明引き火の打替神事-国分
火の打替神事-松明行事 御披露 昇神祭 にしの寿司 綱のし
当日はクライマックスの夜に向けて朝からさまざまな神事と行事が執り行われます。
松例祭保存会HPより
交通アクセス
【公共交通機関】
【バス】
羽越本線鶴岡駅から庄内交通バス羽黒山行きで50分、終点下車。表参道の石段を登る場合は、同バスで羽黒センター下車。
【車】
山形自動車道・鶴岡ICから、鶴岡・羽黒線経由で約10km。庄内あさひICから、約15km。
庄内空港から45分。
【駐車場】:200台
普通車 400円 大型車1,000円