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 壬生の花田植(みぶのはなたうえ)は、広島県山県郡北広島町壬生で、毎年6月の第1日曜日に豊作を願って行われる伝統行事です。

 

 日本の重要無形民俗文化財に指定され、ユネスコ無形文化遺産保護条約の「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に記載されています。

 

 ※この項ウィキペディアより

 
 

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花田植

 

 中国地方では太鼓をたたき笛を鳴らして田植唄を歌いながら大勢で田植をする民俗行事が残されています。

 

 「はやし田」、「田ばやし」などと呼ばれ、その歴史は中世にさかのぼるともいわれています。

 
 

 田植を行いながら、稲作の平穏と豊穣を祈って「田の神」を祭る稲作儀礼でもあり、同時に苦しい田植え作業をする者への慰安や、数少ない娯楽としての要素を持つ行事だったとも言われています。

 

 壬生の大地主の中には自らの所有地の田植え終わりに、たくさんの人々を集めて、盛大に囃し田を行う者がいて、当時から壬生の囃し田として近隣に知られる催事でした。

 

 囃し田に参加する牛は豪華な花鞍を付け花で飾り、早乙女達も着飾り太鼓や笛の音にあわせて田植えをしました。

 

 この様子があまりにも華やかであるところから花田植と呼ぶようになったと云われています。

 
 

壬生の花田植

 

 壬生の花田植では、まず田の神サンバイを迎え、美しく飾った十数頭の花牛によって、鶴の巣ごもりや八重だすきなどの代掻(しろか)きの秘技が展開されます。

 

 

 サンバイはささら竹を打ち鳴らしながら音頭をとり、大太鼓、小太鼓、手打鉦(てうちがね)、笛などではやしたて、早乙女は田植歌を歌い苗をさすという古典的な稲作儀式です。

 

 

 田植歌は安芸系のオロシ構造の歌がうたわれ、種類はたくさんあり、歌謡史上からも注目されるものです。

 
 

 1976(昭和51)年には国の重要無形民俗文化財に指定され、2011(平成23年)11月、ユネスコの無形文化遺産保護条約の「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に登録されました。

 
 

 【開催場所】 広島県山県郡北広島町壬生花田植特設会場

 【開 催 日】 毎年6月の第1日曜日 2017年は6月4日(日)

 【開始時間】 道行き:13時~  花田植:14時30分~

 

 【交通アクセス】 中国自動車道「千代田IC」から東へ1km(花田植特設会場)

 【駐車場】 1,000台 役場裏駐車場・壬生小学校・千代田運動公園・

       千代田中学校ほか多数臨時駐車場があります

 
 


 
 

花田植になくてはならない役者

 

【飾り牛】

 花田植における主役は早乙女と囃し方であるが、もう一つの主役飾り牛の存在はこの催しを支える重要な要素です。

 

 使われるのは、この日のために調教を重ね、農耕牛として活躍した時代と同じ「手綱」での誘導が教え込まれた黒毛の牛であり、金色の鞍や造花で華やかに飾られることから飾り牛と呼ばれます。

 
 

【サンバイ】

 田植えの総指揮をとる人を「三拝(サンバイ)」と呼び、田の神様とも言われる役柄です。

 

 サンバイさんは、絣の着物に袴姿で菅笠をかむり、ササラと呼ばれる打楽器(三拝竹:編木)を打ち鳴らしながら朝歌、昼歌、しまい歌など数百もあると言われる田植え唄を歌って、花田植の指揮をとります。

 
 

【囃し方】

 囃し方は、大太鼓・小太鼓・手打鉦と篠笛で構成し、ササラを持つサンバイの指揮にあわせて賑やかに打ち鳴らします。

 

 大太鼓を腰にして拍子に合わせて体を大きくくねらせながら一斉に打ち鳴らす音は迫力があり、時折桴(バチ)を投げ上げて隣に受け渡す技は壮観です。

 
 

【早乙女】

 早乙女は、苗代で育った苗を取り、田植えをする女性のことを言い、サンバイの音頭に合わせて田植唄を歌いながら田圃に早苗を植える花田植における主役の一つです。

 

 絣(かすり)の着物にたすき掛け、豆絞りの手ぬぐいに菅笠を被るあでやかな出で立ちは、飾り牛とともに華やかな田園絵巻を演出します。

 

 手には手甲(てっこう)、足には脚絆(きゃはん)をつけて田圃に入ります。

 
 

※この項、北広島町観光情報サイトより

 
 

交通規制

 

 壬生の花田植当日は、壬生商店街及び壬生商店街からときわ橋に向けての道路が交通規制されます。

 

 付近を通行する車両は県道5号線壬生バイパスへの集中が予想されます。

 

 車でお越しの際は、北広島町役場・千代田運動公園などの駐車場をご利用のうえ、シャトルバスで会場においでください。

 
 
 
 
 
 

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