2017年今年の七五三は11月15日(水)です。
でも、この日はみなさんお祝いに行かれますから、どこの神社もいっぱいになると思うんです。
なるべく混雑を避けたいと思われる方に、耳寄りなお話があります。
七五三は11月にしなければいけない?
「七五三は11月にしなければいけない」。
そう思っている方は大勢おられると思いますが、結論からいえば11月にしなければならないといった厳密な決まりはないんです。
家庭や地域の風習などにもよりますけれども、特別に何かがないのであれば、11月にあえて七五三をする必要はないのです。
お父さんやお母さんの仕事などの都合もありますので、「どうしても11月にやりたい!」というわけでないなら、10月でも12月でも問題ないと考えます。
子供の成長をお祝いすることですから、何が何でも「11月15日に」あるいは「11月中に」と考えなくてもいいのではないでしょうか。
七五三 満年齢それとも数え年?
昔は(といってもそんなに遠くはないですが)七五三を数え年でやっていました。でも今では満年齢でやる人も多くなりました。
これも、どちらでやってもいいわけで、子供の年齢の状況に合わせてやりましょう。
また、兄弟姉妹がいる場合は、それぞれが満年齢であったり数え年であったりして、都合のいいようにすればいいのです。
ただ、7歳の七五三は小学校入学までには済ませておきましょう。
でも、七五三ってなぜお祝いをするのでしょうかねえ。
七五三は成長を祝い健康を願う行事
七五三は成長を祝い健康を願う行事なので、昔は年齢とともにいろいろな儀式がありました。
★髪置き : 2~3歳の男女の子どもが髪をのばし始めるのを祝う儀礼。
★袴着 : 幼児に初めて袴をはかせる儀式。
★紐落とし: 子どもが着物の付け紐をとり,はじめて帯を結ぶ儀式。
昔は食糧事情や衛生状態が悪く、子供が大きくなることが大変な時代がありました。
そのため「7つ前は神のうち」といわれていて、7歳未満の子供たちはまだ神の領域に属すものとされていました。
7歳まで育った子供をお祝いし、神に感謝するとともに3つの儀式をして、子供の無事な成長を祈りました。
ところで「紐落とし」は、地方によっては男の子は三歳と五歳、女の子は三歳と七歳で祝うところもありますが、山陰地方では男女とも満三歳からお詣りしてお祝いします。
そして七五三のことを「紐落し」と呼んでいます。