岸和田だんじり祭は、岸和田市北西部、岸和田城下およびその周辺(旧市と呼ばれる地域)で、毎年敬老の日直前の土曜日・日曜日行われる祭です。
ただし、これは9月祭礼で10月祭礼もあります。
だんじりの曳き手は男性が多い
曳行されるだんじり(地車)は総欅造り(黒檀等を装飾的に用いることもあります)で、前方に100mほどの2本の綱をつけ、500人程度で地元の町を疾走します。
囃子を奏でる大小の和太鼓と鉦が備えられ、そこに篠笛が加わります。欅には女神が宿ると言われ、女性がだんじりに乗ることはできませんが、女児はその限りではありません。
成人女性も曳き手として参加することは可能ですが、18歳くらいでやめて、後は男性をサポートする立場にまわる人が圧倒的に多くなります。
岸和田だんじり祭りの見所
岸和田だんじり祭りの見所は沢山ありますがやはり、「やりまわし」は見逃せませんよね。なにしろ4トンものだんじりがスピードを出して曲がる迫力は凄いものがあります。
やりまわしを見ることのできる曲がり角には、迫力満点のさまを見ようと例年多くの見物客が集まります。
だんじりが横転しそうになったり、見ているとヒヤヒヤする場面も多くあります。が、だんじりが家屋に衝突することやバランスを崩すことのないよう細心の注意を払いながら、速度を保ったまま4トンものだんじりが綺麗に方向転換する「やりまわし」が出来た時には観客のみなさんが盛大な拍手を贈ります。
また、だんじりの装飾や彫刻も非常に精巧で精緻に出来ていて、だんじりの停止中であれば、申し出た上で眺めることができる場合もあります。あくまでも出来る場合があるということをお忘れなく。
だんじりの装飾や彫刻をご覧になるには、試験曳きの日がいいとされています。試験曳きの日は、比較的ゆっくりとだんじりが曳かれるので、見やすいと思います。
※安全にだんじり見物を行うため、主催者からは
・関係者や警察官の指示に従う
・曳行中のだんじりには絶対に近付かない
・脚立や踏み台に乗っての見物は行わない
・見物中に傘を差さない
・ゴミはポイ捨てせずに指定のゴミ箱に捨てる
の5つの規則を遵守するよう呼びかけられています。
岸和田のだんじりは9月祭礼と10月祭礼がある
◆9月祭礼
【開催地区】:岸和田(旧市)地区、春木地区の35町
【日 程】
・試験曳き:9月第1日曜日と宵宮の前日(14:00~16:00)
9月4日(日)・16日(金)
・宵 宮:本宮の前日(6:00~22:00)
9月17日(土)
6:00~ 7:30 曳きだし
9:30~11:30 午前曳行
13:00~17:00 パレード・午後曳行
19:00~22:00 灯火入れ曳行
・本 宮:敬老の日直前の日曜日(9:00~22:00)
9月18日(日)
9:00~12:30 宮入り
13:00~17:00 午後曳行
19:00~22:00 灯火入れ曳行
※灯火入れ曳行(ひれえいこう)とは、だんじりに提灯をさげて夜の街をゆっくりと巡航することです。
◆10月祭礼
【開催地区】:旭・太田地区、修斎地区、南掃守地区、八木地区、山直地区、
山直南地区、山滝地区の47町
【日 程】
・試験曳き:本宮前週の日曜日(13:00~17:00)
10月2日(日)
・宵 宮:本宮の前日(6:00~22:00)
10月8日(土)
・本 宮:体育の日直前の日曜日(7:00~22:00)
10月9日(日)
だんじり祭りへの交通アクセスと「やりまわし」を見る場所
【電 車】
9月祭礼の場合は、岸和田駅が最寄り駅になります。
南海なんば駅から南海本線の岸和田駅は約30分位で到着します。が、当日の岸和田駅は大混雑しますので、蛸地蔵駅や和泉大宮駅で下車するほうが目的地に着くのが早いといわれています。
【やりまわしを見る場所】
・大阪臨海線岸和田港交差点(通称 カンカン場)
・岸和田駅周辺の商店街
・小門・貝源(若蓮本部前)
・堺口門跡・内町門跡の枡形
・岸和田市役所前・小半坂(通称 コナカラ板)
・蛸地蔵駅
などが有名なスポットとなります。
岸和田だんじり祭での周辺のホテル・旅館
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