岡山の後楽園は、日本三名園として知られていますが、2月頃には梅、4月頃には桜やツツジ、夏には蓮の花、秋には紅葉と季節によりいろいろな景色を見せてくれます。
岡山後楽園
後楽園は、今から約300年前に岡山藩主 池田綱政(つなまさ)が岡山郡代官津田永忠に命じて造らせました。
1687年(貞享4年)に着工し14年の歳月をかけ1700年(元禄13年)に完成しました。
後楽園は、岡山市内を流れる旭川をはさみ、岡山城の対岸の中州に位置します。
綱政の時代には、藩主の居間 延養亭(えんようてい)など建物の座敷から眺望を楽しむという要素の強い庭でした。
その子継政(つぐまさ)は、能舞台周辺を改築したり、唯心山を築き、水路を巡らせ、沢の池と廉池軒の池を結ぶひょうたん池を掘らせました。この改造で後楽園は回遊性が備わりました。
継政の孫である治政(はるまさ)の時代には、一時的に芝生の庭園となりますが、その後すぐに園内東の大半は田畑へと戻ります。現在の井田(せいでん)はその名残なのです。
後楽園は、江戸時代には今の延養亭を茶屋屋敷、庭園を後園または御後園と呼んでいました。
1871年(明治4年)、後楽園を一般開放するにあたって、これを後楽園と改めました。
総面積は東京ドームの3倍ほどの広さがあります。
大正11年に名勝に指定され、昭和27年には文化財保護法による特別名勝に指定されました。
後楽園は、江戸時代の様子を伝える庭園として多くの人に親しまれ、金沢の兼六園、水戸の偕楽園とあわせて日本三名園として知られています。
岡山後楽園の梅の見頃は?
2015年12月下旬には、暖かい日が多かったせいもあって、梅の花がチラホラと咲き始めているようです。
岡山後楽園には紅梅と白梅あわせて100本ほどあり、例年では2月になると可憐な花をつけ始め、3月上旬まで美しく咲きます。
岡山後楽園駐車場と入園料
後楽園には広いスペースの駐車場が用意されています。
★普通車 570台 100円/1時間
★バス 10台 610円/1日1回
◆入園料
券 種 大人15歳~65歳未満 小中学生 シニア65歳~
(中学生を除く)
個人券 400円 140円 140円
団体券 団体は、20名様以上になります
320円 112円 112円
共通券 後楽園・岡山県立博物館
520円
共通券 後楽園・岡山城
560円 260円
共通券 後楽園・岡山城・林原美術館
960円