砺波の夜高祭(よたかまつり)は富山が誇る喧嘩祭りのひとつです。
心躍る祭りの夜、大小合わせて約20台の夜高行燈が絢爛豪華を競い合います。
2日目の突き合わせでは、2台の大行燈が左右に分かれ激しくぶつかり合います。
美しい行燈山車
夜高祭の魅力のひとつは『美しい行燈山車』です。
行燈山車の骨組みには竹・木材・針金を使い、和紙を貼って蝋、紅で赤を基調に彩色し、骨組みの中から電球で照らすことで明るく闇夜に浮かび上がります。
行燈山車の祭では青森ねぶたが有名ですが、夜高祭の行燈は繊細な柄、思考を凝らした細工、地模様など、息を呑むほどの美しさがあります。
この行燈山車は夜高行燈(よたかあんどん)と呼ばれ、すべて町民の手で作られ製作期間はおよそ三月を要します。
となみ夜高まつりのルーツは砺波市の隣、南砺市の夜高祭で350年以上の歴史を持ち、『ねぶた祭りの原点』とも言われています。
ところで、となみの夜高まつりでは14基もの行燈が勢揃いし、全長約200mにも及ぶ大パノラマとなります。
勢揃いと同時に夜高行燈の出来栄えを競う行燈コンクールが行われれ、最も美しい夜高行燈を決定します。
激しい行燈の喧嘩『突き合わせ』
夜高祭が喧嘩祭りたる所以が激しい行燈の喧嘩『突き合わせ』です。2日目にはこの行燈の『突き合わせ』が行われます。
昔は開始場所・ぶつかり方など決まっておらず大変危険なものでしたが、現在では場所と時間を決めて行われます。
もちろん、激しさは衰えてはおらず、現在でも激しい行燈の喧嘩『突き合わせ』が繰り広げられています。
突き合わせは
夜高行燈を正面からぶつけ、押し合い、壊し合う行燈の喧嘩です。
各町内のメンツと意地を通すための真剣勝負であり、手加減無しの大勝負です。2基の夜高行燈は30~40m離れて対峙し、両町内の最高責任者である裁許の笛によって始まります。
全速力で加速した夜高行燈のスピードは日本全国の曳山、山車の中でも最速です。
激突には何とも言い表せない重く、鈍い衝撃と、台を締め上げる縄が摩擦で焼ける匂いが漂います。
(※あまりもの衝撃で縄が発火することもあります)
『突き合わせ』は押された方が負けです。
開催場所・開催期間・交通アクセス
【開催場所・会場】:砺波市街地
【開催日・期間】 :6月9日(金)~10(土)
※毎年6月第2金曜・土曜日開催
【開催時間】 :19:00~23:00
【公共交通機関】
★東京から北陸新幹線~新高岡(約2時間)
★大阪から北陸本線~金沢~高岡(約3時間半)
★名古屋から東海道本線・北陸本線~高岡(約3時間半)
★高岡から城端線~砺波(およそ20分)
※ただし、高岡⇒砺波間の城端線は本数が少ないです。
※終電は22時台なので日帰りでは祭りのクライマックスが見られません。
【車の場合】
※最寄りのICは北陸自動車道・砺波ICです。
※砺波駅周辺に有料・無料駐車場がありますのでご利用ください。
砺波の夜高祭(よたかまつり)での宿泊場所
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