備前焼中興の祖と呼ばれる金重陶陽(1896年~1967年)は、備前焼の窯六姓のひとつである金重家に生まれました。
様々な工夫と努力により、金重陶陽は桃山風備前を再興させ、備前焼で初めて人間国宝に認定されました。
金重陶陽没後50年、今日の備前焼の隆盛の礎を築いた金重陶陽を偲び、初期の細工物・茶陶や食器類など金重陶陽の代表作約100点を展示します。
金重陶陽没後50年展開催時期と場所
【開催日】
2017年9月16日(土)から11月12日(日)
【開催時間】
10時~17時(入館は閉館の30分前まで)
【休館日】
月曜日(祝日の場合は翌日)
【開催場所】
岡山市北区丸の内2-7-15
林原美術館
林原美術館入館料と交通アクセス
【入館料】
★一般 : 700円
★高・大学生 : 400円
★小・中学生 : 200円
★友の会 : 200円
※障害者手帳提示の方・付添者 無料
※団体(20名様以上) 2割引
【交通アクセス】
★JR岡山駅から徒歩およそ30分
★JR岡山駅前から市内電車東山行「県庁通」下車徒歩およそ7分
金重陶陽
金重 陶陽(かねしげ とうよう、1896年(明治29年)~1967年(昭和42年)は、岡山県出身の陶芸家。
備前焼の陶工として初めて人間国宝となった。本名は金重 勇(かねしげ いさむ)。
江戸時代中期以降伊万里焼や九谷焼などに押されて人気を失っていた備前焼を再興させることに成功し「備前焼中興の祖」と称される。
自らが優れた陶工であっただけでなく、多くの弟子を育て、その中から次々と人間国宝を輩出するなど備前焼の歴史上果たした功績は計り知れない。
陶陽の弟の金重素山、長男の金重道明、三男の金重晃介もそれぞれ陶芸家である。
また、漂泊の日本画家の杉本白象は、自らを「金重陶陽の従兄にあたる」と、1967年(昭和42年)にパトロンに送った作品に付けた手紙に記している。
北大路魯山人やイサム・ノグチらとも親交があり、彼らの芸術性に影響を受けた一方、彼らが備前焼を世に知らしめる役割を果たしている。
※この項ウィキペディアより抜粋