柳川ひな祭りのひな人形はどこかの展示会で見ると思いきや、一般の民家を開放して見学させてくれるそうです。
毎年行われるのは、元柳川藩主邸宅(現在は料亭旅館 御花)北島米穀店、十時邸(柳川藩主立花家の重臣の武家屋敷)などです。
柳川ひな祭り
柳川地方では、昔から女の子が生まれると初節句に子供の健やかな成長を願い、ひな段と一緒に色とりどりの「さげもん」を飾り、盛大に祝うのが習わしです。
さげもんとは、縁起の良い鶴やウサギ、ひよこ、這い人形などの布細工と鮮やかな糸で巻き上げた「柳川まり」とを組み合わせたもので、「幸福」「健康」など、母親、祖母、家族みんなや親戚等の願いが込められています。
さげもんめぐりは、この色鮮やかで暖かい雰囲気の柳川ひな祭りをみなさんに楽しんでいただこうと、観光施設や店舗に飾り付けたのが「さげもんめぐり」の始まりといわれています。
柳川ひな祭り期間中は、市内各所で見ることができ、「おひな様始祭」「流し雛祭り」「おひな様水上パレード」などの催しもあります。
★期間:2016(平成28年2月11日(祝・木)~4月3日(日)
★場所:柳川市内の観光施設、商店街、各店舗
※一部有料の施設あり
柳川ひな祭りさげもんめぐり
柳川のひな祭りで飾る「さげもん」は、江戸末期頃より、女の子が生まれると初節句のお祝いに、お雛様の代わりに古着の端切れで小物を作り飾ってお祝いしたのが始まりだともいわれています。
小物には、鶴、亀、えび、三番叟といった縁起のよい小物がさげられ、一つ一つ袋ものになっていて物を入れることができます。
竹の輪に、7個7連に49個の小物と、真中に大きな柳川まりを2個さげて全部で51個のさげもん。
人生50年といわれていた時代に、1年でも長生きしてもらいたいという親の願いが込められています。
縁起ものを吊るして、初節句の女の子の幸せと健康、無病息災、良縁を願って飾る「さげもん」は、親から子へ子から孫へ受け継がれ、地域みんなで祝う風習が今なお続き、心温まる思いやりと地域の絆を大切にしているようです。
ひな飾りは主に柳川商店街や沖端商店会で見られます。観光コースとしては川下り、御花などの見学、柳川名物うなぎ料理というのがあります。
柳川ひな祭りおひなさま水上パレード
さげもんで飾られた川を、おひな様・お内裏様、着飾った稚児らが乗ったどんこ舟がパレードする「おひな様水上パレード」。
(C)柳川市観光協会
さげもんめぐりイベント紹介
柳川雛祭り“さげもんめぐり”期間中に催されるイベントを紹介します
★さげもん展示即売会 :1月30日(土)、1月31日(日) 10時~16時
★おひな様始祭 :2月11日(祝・木) 10時~
★ときめきひな灯りと巨大さげもん:2月11日(祝・木)~4月3日(日)
★恵美須ひな小路 :3月上・中旬
★雛めぐり舟 :3月5日(土)、6日(日)、12日(土)、13日(日)、19日(土)
★還り雛祭り :3月6日(日) 10時~15時
★柳川きもの日和 :3月6日(日) 10時~15時
★おひな様水上パレード:3月20日(日) 11時~12時20分
(※雨天時21日(祝・月)に順延)
★おひな様里親さがし :3月27日(日) 13時~
★流し雛祭 :4月3日(日)
★おひな様フォトコンテスト:受付期間:4月4日(月)~4月22日(金)