おひな様を飾るシーズンが近づいてきました。おひな様を飾るのに方角などいろいろと気を遣われる人もいらっしゃるようですが、本当はどうなんでしょう。
雛人形の飾り方
雛人形を飾るには、立春から2月の中旬にかけての方が多いようですが、旧暦の三月(新暦四月)にお祝いをするところもあります。
飾り付けにこれといった決まり事はありませんので、日柄のよい日を選び、あなたの家庭の都合で飾られるといいでしょう。
雛人形は厄払いをしてくれるものなので、何歳になっても飾ってあげていいと思います。
人形の手入れをするという意味も含めて、女の子の成長と共に飾り付けをしてあげましょう。
多段飾りは華やかでいいのですが、反面飾り付けが大変です。そんな場合は、内裏雛のみを、親王飾りとして飾られてもいいでしょう。
雛人形の飾り方と方角
飾り付けの方角は気にされることは全くありません。
親王飾りといえども方向を決めて飾ることは難しいと思いますので、まして7段飾りになると、家の中でも飾れる場所は限られてきますから、方向を気にされず自由に飾られてかまわないと思います。
雛人形の飾り方7段飾り
≪7段飾りの飾り付け例≫
段飾りは上から御所の奥と考えるのがよいでしょう。
一番奥には天皇皇后(男雛・女雛)を現した内裏雛、その次は奥向きの用事を行う女官・三人官女たち、そして少年の囃子方・五人囃子。
警護の武官・随身、従者である仕丁たちは、離れて控えているので下の段に飾られています。
いずれにせよ、上記の例は一例です。こうしなければならないという決まりはありませんので、型にはまらず、ひな祭りを楽しんでください。
※この項は、人形のmonoぎふとHPより写真も込みで参考にさせていただきました。
雛飾りは楽しく
厄払いの意味もある雛飾りですが、女の子にとっては楽しいものに違いありません。方角がどうだとか飾り方がどうだとか、あまり気にせずに雛飾りを楽しんでいいのではないでしょうか。