2月も終わり頃になるとつくしが顔を出し始めます。3月のはじめにはつくしを採取することができるようになりますので、好きな方は毎年つくしを摘んで料理を楽しんでおられるようです。
そこで、つくしを食べたことのない方に、つくしの食べ方をお伝えしましょう。
少し苦みがあって、意外においしい春の香です。
つくしの料理下処理
つくしを摘んできたら、できるだけ早く処理をしましょう。
まず袴を取り除きます。この処理に一番時間がかかりますので、できれば大勢でやるのがいいでしょう。
袴は硬くて食べられませんので、キレイにとって下さい。
袴を取り除いたら、今度は綺麗に洗って下さい。袴がついていた部分は、土がついていることもありますので丁寧に洗って下さいね。
少し大きな鍋に水を入れ、つくしも一緒に入れて煮立たせて下さい。沸騰してきたら、つくしをかき混ぜ5分ほどゆで、しんなりしてきたところでザルに移します。
そして水でざっと洗って下さい。
これで下処理はおしまいです。下処理した後、冷凍保存しておくと長く使えますので試してみて下さい。
つくしの料理卵とじ
つくしの卵とじの前に、おひたしも試してみて下さい。
おひたしにするには、アクが気になりますから半日ほどあく抜きをします。水は最低でも2~3回くらいは替えて下さいね。
その後、水・出汁・みりん・醤油などを鍋に入れ煮立たせ、つくしを入れてさっとゆでます。冷ましておひたしの出来上がり。
では、つくしの卵とじの作り方です。
やはり少しアク抜きをしましょう。その後つくしを3~4センチくらいに切り、水気を絞ります。
フライパンを熱して、油を少し入れ刻んだつくしを入れて炒めます。だし汁・砂糖・醤油で味付けをし、卵を流し込んでふたをします。
卵が半熟くらいになったら出来上がりです。
 
つくしの料理佃煮
材料は4人分くらいです。
鍋に、水・カップ1、醤油・大さじ2、みりん・大さじ2、お酒・大さじ2、砂糖・小さじ2、つくし・丼1杯分ぐらいをいれて、弱火で煮詰めます。
煮汁がなくなるまで煮詰めたら完成です。簡単でしょ。およそ1時間くらいでできあがると思います。
つくしは苦味があるので、佃煮にすると甘苦くご飯によくあいますよ。
つくしの料理天ぷら
つくしの天ぷらですが、普通にかき揚げを作る要領で衣を作って下さい。
つくしを適量とって、かき揚げにするので衣をよく絡ませて下さい。
170度くらいの油の中に入れて、衣がカリッとしてきたら出来上がりです。
これまた簡単ですね。
つくしは摘むのも、下処理をするのも多少面倒ですが、春の香りを楽しんで下さい。