御印(ごいん)祭は、金屋町鋳物の基礎を開いた前田利長公をしのび、毎年6月19日~20日、金屋町で行われるお祭りで、今日の高岡銅器の隆盛を報告し感謝する祭りです。
御印(ごいん)祭の歴史
利長公は高岡のまちづくりにあたり、戸出西部金屋から7人の鋳物師を呼び寄せ、御印地と呼ばれる宅地やいろいろな特権を与えて厚く保護しました。
利長公の死後、7人衆はこのご恩に報いるため、命日に利長公の御印文書を掲げて礼拝しました。これが御印祭の始まりだといわれ鋳物職人の心意気を披露する祭りです。
両日とも約400年の歴史ある勇壮な鋳物師の作業唄民謡「弥栄節(やがえふ)」に振り付けた踊りで踊り手総勢1000名あまりが千本格子の金屋の町並みや昭和通りを流します。
緑地公園内には特設舞台があり、弥栄節保存会メンバーによる囃子や舞台踊りを披露します。古い街並みに情緒あふれる唄と踊りがとてもあっていますよ。
御印祭前夜祭
金屋町児童クラブの子供たちによる「御印太鼓」の出囃子から前夜祭は始まります。
ブルーの法被は小学生達で黒の梅鉢法被を着るのは6年生以上の児童たちです。
お囃子の笛は女子中学生達です。年々、参加者が増え町流しも賑やかになりました。
町流しは有礒正(ありそしょう)八幡宮(高岡市横田町)を出発し、2012年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された金屋町の石畳通りを歩くコースで行なわれます。
近隣地区の園児と小、中、高校生、学生、民謡団体メンバー、金屋町の婦人会や青年協議会メンバーら約1000人が、鋳物作業歌の弥栄節(やがえふ)に合わせて練り歩きます。
※会場周辺には駐車場がありませんので、お越しの際は公共交通機関等をご利用ください。
御印祭行事予定
★前夜祭★
6月19日(日)
18:00 神輿のお迎えの儀(有磯神社)
18:30 御印太鼓 (金屋緑地公園)
19:00 宵宮の儀 (金屋町公民館)
19:10 奉納踊り (金屋町公民館)
19:20 前夜祭踊り (有磯正八幡宮~金屋町石畳通り) 21:30まで
19:30 野外舞台 (金屋緑地公園)
★御印祭★
6月20日(月)
11:00 祭典 (金屋町公民館)
16:00 墓前奉納踊り (前田利長墓所)
17:00 奉納踊り (金屋緑地公園)
17:30 還御の儀 (金屋町公民館)
※会場周辺には駐車場がありませんので、お越しの際は公共交通機関等をご利用ください。