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 約30万人もの人が訪れる大阪3大夏祭りのひとつ住吉祭は、大阪の夏のお祭りを締めくくる一大行事です。

 

 住吉祭神輿渡御(みこしとぎょ)が45年ぶりに復活しました。人力による神輿渡御は、実に45年というブランクがありましたが、平成17年8月1日無事復活しました。

 
 

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住吉祭は大阪3大夏祭りのひとつ

 

 大阪最後の夏祭りを締めくくる住吉祭は、大阪中をお祓いする「お清め」の意義があり、古くより「おはらい」ともいわれました。

 

 7月海の日に「神輿洗神事」、7月30日に「宵宮祭」、翌日「夏越祓神事・例大祭」、そして8月1日にはいよいよ、住吉大神の御神霊(おみたま)をお遷した神輿が行列を仕立て、堺の宿院頓宮までお渡りする「神輿渡御」が行われます。

 

神輿-2

 

 住吉神社はお祓いの神様として市民に厚く信仰されていて、神輿を担いで練り歩く事で大阪の街を清めてくれると言われています。

 

 お祭りもさることながら夜店もお目当てにしている人も多いお祭りです。

 

夜店-1

 

住吉祭神事のあらまし

 

★神輿洗神事(みこしあらいしんじ)

 

 前夜祭の 神輿洗神事は、神輿渡御(みこしとぎょ)に使われる神輿を神様をのせる為に、住吉祭の8月1日に堺市宿院への神輿渡御に先立って、その神輿をお清めお祓いする神事です。

 

 神輿を住吉大社から、昔は住吉浜であった向かいの住吉公園まで巡行し、海水によって神輿が祓い清められます。

 

 この海水は、大阪住吉漁業協同組合の協力により「汐汲舟」(しおくみぶね)と呼ばれる舟を出し、大阪湾沖合いの神聖な海水を汲み上げてきたものです。

 

 神輿は海水で清める神事を終えたのち、住吉大社までお還りになります。

 

★夏越祓神事・例大祭(なごしのはらえしんじ・れいたいさい)

 

 何と言っても無形文化財に指定されている夏越祓神事は欠かせません。3つの茅の輪を綺麗に着飾った夏越女と稚児達が和歌を口ずさみながら、くぐりぬける儀式は必見です。

 無形文化財指定である夏越祓神事では、華麗に着飾った夏越女・稚児らが茅の輪 (ちのわ) をくぐる儀式が行なわれます。

 

 五月殿 (さつきでん) で大祓式が行なわれたのち、一般市民も行列に参加して、茅 (ちがや) を1本取り、祓いながら3度茅の輪をくぐり本宮にお参りします。

 

 茅の輪をくぐるときには「住吉の夏越 (なごし) の祓する人は千年 (ちとせ) のよはひのぶといふなり」という和歌を口ずさみます。第一本宮で祭典が行なわれ、神楽(熊野舞)や住吉踊 (すみよしおどり)が奉納されます。

 

茅の輪くぐり

 

 茅の輪は、住吉祭の終る8月1日の夜まで住吉鳥居に設けてありますので、参拝の折には必ずくぐり、お祓いをするといいでしょう。

 

 茅の輪くぐりは、五月殿で大祓式終わった後、一般市民も参加できます。

 

 参加の仕方は、茅 (ちがや) を1本取って3回茅の輪をくぐり、その後本宮に進んでいきます。

 

 例大祭では、住吉踊を見ることができます。

 

★神輿渡御(みこしとぎょ)

 

 神輿渡御とは、住吉大神の神霊をお遷しした神輿を担いで大和川を渡り、堺の宿院頓宮まで神輿を運びます。

 

川を渡る神輿

 

 平成17年より地域の皆さんが参加し、神輿を担っての渡御が45年振りに復活しました。昔と同じく鳳輦(ほうれん)・神輿が列をなして街道を行き、大和川では川の中を練り廻り、船神輿は船形の山車に乗せられた神輿を地元の子供達が綱で曳いて行きます。

 

 大和川で神輿の引き渡しの儀式が行われますが、約1000人ほどの行列が神輿を担ぎ練り歩く姿は見ごたえがあります。

 

 宿院頓宮に到着し、飯匙堀(いいがいぼり)にて神輿振りを行い、荒和大祓(あらにごのおおはらえ)神事というお祓いが行われます。

 
 


 
 

交通アクセス

 

『電車』

 南海本線  「住吉大社駅」 東へ徒歩およそ3分。

 南海高野線 「住吉東駅」  西へ徒歩およそ5分。

 阪堺電気軌道 阪堺線 「住吉鳥居前駅」 徒歩すぐ。

 阪堺線(路面電車)  「住吉公園駅」  徒歩およそ2分。

 

 ※交通規制がありますので電車の利用がおススメです。

 

★祭り開催場所:住吉神社・住吉公園

 
 
 

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