秋田の竿燈まつりは竿燈を稲穂・提灯を米俵に見立て、五穀豊穣を祈願する祭りです。
夜の通りには1万個もの提灯が彩り、太鼓や笛の音と一体になって幻想的な美しさを醸しだします。
青森ねぶた祭、仙台七夕まつりと共に東北三大祭りの一つで、重要無形民俗文化財に指定されています。
秋田竿燈祭(あきたかんとうまつり)
「秋田竿燈祭」は国指定重要無形民俗文化財で、たくさんの提灯を吊した竿燈(かんとう)を稲穂に見立てて練り歩き、五穀豊穣などを願うお祭です。
竿燈は大きなものはなんと、長さ12m、提灯の数は46個にもなるそうです。
それを一人で支えて、掌から額、肩、腰などに移動させる、絶妙なバランスと力による技が、伝統として磨き続けられ見るものに感動を与えてくれます。
秋田竿燈祭りはもともと、秋田市周辺に伝えられている、真夏の病魔や邪気を払う「ねぶり流し行事」として始まったと伝えられています。
はじめは「木に願い事を書いた短冊をぶら下げて街を練り歩いた」と言われているようですが、この当時は七夕祭りのようです。
陰暦7月15日のお盆を迎えるための行事と合わさり、祭りも独自の発展をしていったと見られています。
竿燈祭りの見どころと見方
竿燈祭り一番の見どころはやはり竿燈演技でしょう。肩や腰、おでこなどに巨大な提灯が連ねられた竿燈を乗せ、バランスを取りながら進みます。
昼竿燈・夜本番とありますが、夜、提灯に火を入れて行われる幻想的な妙技は圧巻です、ぜひ観ておきたいですよね。
長さ12m、重さ50kg、提灯の大きさ64×45cm、提灯の数は実に46個の巨大な竿燈です。それをバランスを取りながら歩くのですから、伝統技が光ります。
【竿燈の見方と体験】
1カ所にいては2団体の演技しか見られませんので、歩くのが苦でなければ、演技の違いや提灯の図柄などや出店を楽しみながら、いろいろ見て回るのも楽しいと思います。
別の楽しみ方としては、少し離れた場所(特に会場両端)からゆらゆらと揺れる提灯を見ると、まさに「稲穂」に見えます。また、竿燈が一斉に立ち上がる瞬間も感動的なものがあります。
また、竿燈は体験もできます。詳しくは実行委員会まで問い合わせて下さい。
竿燈まつり日程・観覧席予約
★竿燈まつり日程は以下のとおりです。
◆日 程:毎年8月3日(水)~8月6日(土)
◆会 場:竿燈大通り(夜本番)
◆有料観覧席予約受付開始
団体予約(15名様以上)・・・4月1日(金) 午前10時から
個人予約(14名様以下)・・・5月2日(月) 午前10時から
◆駐車場
祭り開催期間中は無料駐車場が設けられます。
秋田県立体育館や多目的グラウンドです。
※詳しくは、秋田市竿燈まつり実行委員会事務局<秋田市観光物産課内>
(電話018(866)2112)まで。
★竿燈まつりスケジュール
◆夜本番(竿燈大通り)
8月3日~8月6日 18:15 交通規制
18:50 竿燈入場
19:25~20:35 竿燈演技
20:35 ふれあいの時間
(写真撮影や竿燈体験が可能)
※ 入場等の時間については、日にちによって多少変わることがあります。
◆昼竿燈(妙技会・エリアなかいちにぎわい広場)
8月4日~8月6日 9:20~15:20