能登鵜川の地で古くから伝わる漁師の祭礼「にわか祭」は、高さ約7m、幅約5.4mの武者絵が描かれた袖のあるキリコ(にわか)9基が、町内を練りまわります。
能登町鵜川のにわか祭
能登町鵜川のにわか祭は七福神の弁財天を祀る祭礼で、400年ほど前から能登鵜川の地で古くから伝わる漁師の祭礼です。
鵜川の2つの台網(大敷網)である、下の網(海瀬組)と上の網(馬場組)の男たちは、不漁や海難事故が続いたため、海の女神、市杵島姫命(弁財天)を祀る海瀬神社に豊漁、海上安全を祈り、行燈に凛々しい武者の絵を描き威勢よく担ぎ祭神を慰めました。
以来、漁業に栄えた鵜川の漁師たちが祭礼に使われた御幣や武者絵をそれぞれの船や神棚に豊漁安全のお札として飾る風習は、寛永年間(約400年前)から今も受け継がれています。
13代前田斎泰が訪れた時に、袖のあるキリコを にわかに組み立て披露したことから、にわか祭と名づけられたそうです。
鵜川のにわか祭には、高さ約7m、幅約5.4mの大奉燈9基が、町内を練りまわります。
能登町鵜川のにわか祭は能登の一般的なキリコとは形が違い武者絵が描かれた袖のあるキリコ(にわか)です。
にわか祭の当日には花火も開催され、勢ぞろいした袖キリコ(にわか)の上に上がる花火は、とても綺麗に見えます。
鵜川のにわか祭開催日と交通アクセス
【開催日】 :毎年8月第4土曜日 ※日程は変更される場合があります。
:2016(平成28)年度は8月27日土曜日に開催
※花火は20時頃~
【開催時間】:19:00~27:00頃
【開催場所】:能登町鵜川地内(海瀬神社)
≪見所≫
「見卸しの浜」に集結した9基の「にわか」の上に花火が上がるのも綺麗です。その後21時頃に「にわか」が出発し、町内を巡行した後、0時頃に海瀬神社へ入宮します。入宮後は、神社境内にて朝方まで乱舞が続きます。
【交通アクセス】
のと里山海道穴水IC下車、国道249号線で鵜川まで約30分
金沢の総合情報 きまっし金沢より
※当日鵜川の街中はにわかが通行するため一部車両通行止めになります。
【駐車場】
能登町観光ガイド参照。
鵜川のにわか祭の宿ほか
にわか祭が行われる鵜川中心部には、地図にもありますように「民宿にわか」と「旅館銀世界」と2軒の宿があります。
★民宿にわか:石川県鳳珠郡能登町字鵜川20-1-1 0768-67-1014
★民宿銀世界:石川県鳳珠郡能登町字鵜川20-6-1 0768-62-1411
※8月も終わり頃の時期のお祭りですので、昼間は暑くても夜間は冷えてきます。上に羽織るものをお持ちになるようオススメします。