「石岡のおまつり」は正式には「常陸國總社宮例大祭」といい、創建千年を誇る古社・常陸國總社宮の最も重要なおまつりです。
関東三大祭のひとつともいわれるおまつりで、格式高い大神輿をはじめとした絢爛豪華な山車や勇壮な幌獅子が40台以上市内を巡行します。
なかでも中日に行われる幌獅子大行列は迫力満点!! まつり期間中は毎年約40万人の人出で賑わいます。
石岡のおまつり日程と開催場所ほか
石岡のおまつりは、毎年敬老の日が最終日となる3日間開催されます。
「例祭」だけは従来通り、毎年9月15日に行われます。
【開催日程】
2016年は、9月17日(土)・18日(日)・19日(敬老の日)の3日間
【開催場所】
茨城県石岡市の常陸國總社宮や石岡市内中心市街地
【交通機関】
◆JRの場合:常磐線の石岡駅西口より歩いてすぐ(間違うことがありません)
◆車の場合 :常磐自動車道千代田石岡ICより国道6号線水戸方面に約3km
◆駐車場 :おまつり会場近郊各地に3,900台の無料駐車場あり
石岡のおまつりの日程詳細
【例 祭】:石岡市の有形文化財に指定される常陸國總社宮の本殿で行われる、例大祭で最も重要な神事です。
10:00 例祭・奉納神楽[總社宮]
最も重要な祭典。殿内で土橋町の昇殿の舞が奉納されます。
※ この日に観光行事はありませんので、ご注意下さい。
【神幸祭】:初日に行われる行事で、常陸國總社宮の御分霊(分身)が大神輿で年番町の仮殿へ渡御する祭です。
14:00~16:00頃 大神輿渡御・供奉行列[總社宮 → 仮殿]
總社宮から大神輿が出御。供奉行列とともに御仮殿へ渡御します。
18:00~20:00頃 獅子・山車の協演[石岡駅前・御幸通り交差点]
駅前、御幸通り交差点などで獅子・山車の協演が見られます。
【奉祝祭】:中日に行われる行事で、常陸國總社宮境内では午前中、奉納相撲が開かれ午後、神楽殿で巫女舞や、染谷の十二座神楽が奉納されます。
10:30~12:00頃 土俵祭・奉納相撲[總社宮]
總社宮境内の土俵で奉納相撲として茨城県高等学校相撲選手権大会が開催されます。
13:00~15:00頃 奉納神楽[總社宮]
明神神輿の出御と共に、巫女舞と石岡市指定無形文化財の「染谷十二座神楽」が神楽殿で奉納されます。
13:00~19:00頃 明神神輿渡御[總社宮 → 市中 → 總社宮]
第二の神輿である「明神神輿」が總社宮から出御し市内を練り歩きます。
15:00~ 幌獅子大行列[御幸通り]
各町の幌獅子が明神神輿に合流し、石岡駅前から大行列で練り歩きます。
18:45~ 山車大行列[御幸通り]
各町の山車が大行列で練り歩きます。
20:30 年番町安全祈願祭・巫女舞・餅撒き[仮殿]
仮殿での祭典と巫女舞が行われ、紅白の餅が撒かれます。
【還幸祭】:最終日に行われる行事で、14時、年番町御仮殿より大神輿が出御し、神幸祭と同じ供奉行列で、逆コースを還御します。
14:00~16:00頃 大神輿還御・供奉行列[仮殿 → 總社宮]
仮殿を出発した大神輿が行列とともに總社宮へ戻ります。
18:00~20:00頃 獅子・山車の協演[御幸通り交差点付近]
祭りの終演として各町が最後の協演を行います。
石岡のおまつりの山車
山車は、屋根のない2層~3層建てで、1層が勾欄(こうらん)を巡らせた舞台になっています。
石岡囃子の演奏に合わせ、面を付け衣装を着た踊り手が、この舞台で踊ります。
上層には、各町内独自の2mもある人形が飾られています。
台座には、直径40~50cmの4輪と長さ30m以上の曳綱(ひきづな)が付けられ、祭り衣装の子供たちによって曳かれます。
山車の舵取りは、梃子きり(てこきり)といわれる若者たちが行います。また、1層から上は台座の上で回転するようになっていますので、回転する舞台の上で踊る妙技も見物です。
石岡のおまつりの幌獅子
車輪を付けた車体の上に小屋を作り、布の幌(胴幕)をかけます。幌の色は通常2色で、布の色で町内が分かるように各町内独自の色を使用します。
この先端に獅子頭を付け、一人でかぶり持ち、舞ながら進みます。獅子頭の大きさは町内によって異なりますが、およそ幅50~60cm、重さは20kg前後あります。
小屋は標準で幅2m・奥行き5m・高さ2.5mあり、小屋の中には囃子蓮が乗り、大太鼓・小太鼓・笛・鉦(しょう)を奏でます。
曲は単純ですがこの囃子に合わせ、幌を付けた獅子が舞う姿は勇壮なもので、一見の価値はあります。
小屋を付けた幌獅子は全国でも珍しいもので、石岡のおまつり特有なものとなっています。
石岡のおまつり宿泊場所
茨城県内の各路線の駅や空港周辺のホテル・旅館一覧のご案内です。それぞれの路線から駅名などをクリックして宿泊場所を探して下さい。
一番近いのは、常磐線の石岡駅です。