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 関市刃物まつりは、日本刀の生産地として有名です。かつては日本一の生産量を誇った岐阜県関市で開催されているお祭りです。

 

 関市のこの地で生まれた刀は「折れず、曲がらず、よく切れる」と評判で、全国的にもその名が広まりました。

 

 700年以上の歴史とその伝統的な職人技は現代にも脈々と受け継がれていて、世界でも有数の刃物の産地として知られています。

 
 

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岐阜県関市の刃物まつり見どころ

 

 関市の刃物まつりは毎年10月中旬に行われる刃物のお祭りです。2016年は10月8日(土)~9(日)に開催されます。

 

会場

 

 メイン会場となる中心市街地では、40店舗以上もの刃物屋が軒を連ねる刃物大廉売市が開催されます。

 

 期間中は、古式日本刀鍛錬や居合いの実演が行われるなど観光スポットとしても人気です。外国のお客さんも多く訪れます。

 

 本町通の商店街いっぱいに並べられた刃物の出店には、家庭用の包丁を中心に切れ味抜群の評価を持つ関市の刃物が販売されています。

 

 また、刃物まつりに合わせて行われるのが、祭りの一番人気日本刀を昔の方法で鍛錬する様子を実演するイベントです。

 

鍛錬

 

 熱せられた鉄を3人の名匠たちが鍛錬する様子は、思わず魅入ってしまいます。

 

 鍛錬実演と合わせて行われるのが、鍛錬された刀を匠たちが磨く様子を実演してくれます。こちらは静かな中、刃を研ぐシュッシュッという音が緊張感を響かせます。

 

 アウトドアで活躍するナイフを集めた「アウトドアナイフショー」も行われます。男性の方が多く訪れる人気コーナーです。

 

ナイフショー

 
 

岐阜県関市の刃物まつり開催日時

 

【開催日時】:毎年10月、第2週の土日(HP要確認)

       公式サイトURL:http://seki-hamono.jp/

【開催場所】:岐阜県関市本町

【開催時間】:10時~17時

 

【交通アクセス】

◆鉄道

 名古屋から:JR東海道本線・名鉄名古屋本線 約25分⇒岐阜(岐阜バス約50分)⇒関

 美濃太田から:長良川鉄道 約20⇒関

 

◆高速バス

 名古屋から:直行便 約1時間20分)⇒関

 

◆車

 関IC(東海北陸自動車道 約10分)⇒関市役所駐車場(刃物まつり臨時駐車場)

 美濃IC(東海北陸自動車道 約10分⇒関市役所駐車場(刃物まつり臨時駐車場)

 ※高速道路でお帰りの際は、関テクノハイランドを通過し、美濃ICの利用が便利です

 富加関IC(東海環状自動車道 約15分)⇒関市役所駐車場(臨時駐車場)

 

◆臨時駐車場

 ○関市役所・・・※シャトルバスあり  ○関市文化会館

 ○中濃公設地方卸売市場        ○片倉グラウンド・・・※晴天時のみ

 ○テクノハイランドグラウンド・・・※シャトルバスあり

 ※シャトルバスの運行は午前9時~17時30分

 ※関市役所から無料シャトルバスに乗って会場まで約15分

 
 


 
 

岐阜県関市の刃物まつりの歴史

 

 関市に刀鍛冶が誕生したのは鎌倉時代です。刀祖「元重」がこの関の地に移り住み、刀鍛冶を始めたといわれています。

 

 関には良質の焼刃土と炉に使う松炭、そして長良川と津保川の良質な水などなど、刀鍛冶にとって理想的な風土条件を備えた土地でした。

 

 この土地にいつしか多くの刀匠が集まり、室町時代には刀匠が300人を超え、「折れず、曲がらず、よく切れる」といわれた関の刀は、その名を全国に広めました。

 

 戦国時代には、武将の間で愛用され、無類の切れ味を発揮したといわれています。特に「関伝」を有名にしたのは、「関の孫六」で知られる「二代目兼元」です。

 

 兼元(孫六)は、独特の鍛刀法により頑丈な刀を作ることに成功しました。その後、関市は日本一の名刀の産地として有名になり、この卓越した伝統技能が現代の刀匠や刃物産業に受け継がれています。

 

 関市は今や世界でも有数の刃物の産地として知られています。

 
 
 

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