四国三大祭りの一つに数えられる新居浜太鼓祭り。
1台重さ約3トン、高さ5.5m、長さ12mという巨大な山車である太鼓台の4本のかき棒に、最大150人余りの男衆が付き市内を練り歩きます。
新居浜太鼓祭り最大の見どころである「かきくらべ」では、複数の太鼓台がひとところにに集まり、男衆の力だけで担ぎ上げられ勇壮な姿を披露します。
市民の新居浜太鼓祭りに賭ける想いは熱く、正月・盆は帰らずとも、祭りには帰るという人も多くて、日本各地から祭好きが集結するとも言われる祭りです。
新居浜太鼓祭りの日程
2017年の新居浜太鼓祭りは、
10月16日(月曜日)から10月18日(水曜日)
(大生院地区のみ10月15日(日)から10月17日(火))
の3日間開催されます。
【開催場所】
◆愛媛県新居浜市内の各所
【予定されている主な開催場所】
◆一宮神社・内宮神社・浦渡神社・萩岡神社・白山神社・八旛神社
一宮の杜ミュージアム・国領川河川敷・多喜浜駅前・新高橋南・国領川緑地
太鼓台の起こりはいつ?
太鼓台の起こりがいつであるかはっきり答えられる資料は、現在のところ確認されていないそうです。
その太鼓台が記録に出てくるのは、江戸時代後期、文政年間(1818年~1830年)のことで、その頃は「神輿太鼓」と書かれていました。
時代を経るにつれて「太鼓台」あるいは「太鼓」と記されることが多くなってきたようです。
ところで、太鼓台の全国的な分布を見ると、瀬戸内海沿岸の港町、漁師町、大きな川の輸送拠点に多く見られます。
瀬戸内海の海上交通は古くから盛んで、物資の流通や文化の交流が盛んに行われていたことを意味しています。
新居浜太鼓祭り見どころ
祭りの最大の見どころといえば「かきくらべ」です。
各地区ごとに太鼓台が集結し、かき夫が太鼓台を持ち上げます。
総重量3トンもの大太鼓を、人の力だけで持ち上げるのですから驚きですが、ただ持ち上げるだけでなく、人の背よりも高く持ち上げ「さしあげ」という神様に魅せるためのパフォーマンスが繰り広げられます。
交通アクセス
【JRを利用の場合】
JRを利用する場合は、瀬戸大橋線経由予讃線「新居浜駅」で下車。
【車を利用する場合】
◆九州方面からは、広島県尾道市から「西瀬戸自動車道」経由で愛媛県今治市へ向かい、「今治小松自動車道」「松山自動車道」を通り、新居浜ICで下車。
◆岡山方面からは、「山陽自動車道」「瀬戸中央自動車道」「松山自動車道」を通り、新居浜ICで下車。
◆大阪方面からは、兵庫県明石市から「神戸淡路鳴門自動車道」「松山自動車道」をとおり、新居浜ICで下車。
【駐車場】
◆例年新居浜駅近くの「新居浜市農協経済センターJAグリーンにいはま」に臨時の駐車場が設けられます。
◆新居浜駅からはシャトルバスも運行される予定です。