昔から、ひな祭りには 白酒が欠かせないものでした。もともとは桃花酒(とうかしゅ)というお酒を飲む風習があり、江戸中期になって、白酒が飲まれるようになったのだそうです。
ひな祭り 白酒
ひな祭りには 白酒が欠かせないものですが、もともとは桃が百歳を表す「百歳(ももとせ)」に通じることから、桃の花を酒に浸した桃花酒(とうかしゅ)を飲む風習があったそうです。
その後、江戸中期になってから、白酒が飲まれるようになったそうですが、白酒にはアルコールが入っていて、子供が飲むことは出来ません。また、家で作ってもいけません。
子供の頃から白酒飲んでいたという人は、おそらく甘酒の勘違いではないかと思われます。
白酒を飲んだことがある人は意外と少なく、甘酒を白酒だと思っている人がほとんどなのだそうです。
ひな祭り 白酒 由来
ひな祭りと白酒が結びついたのは江戸時代だそうです。「江戸名所図会」に「鎌倉町豊島屋酒店 白酒を商う図」として紹介されているそうです。
で、ひな祭りの時期になると、この白酒を買い求める人が豊島屋酒店に並んで買い求めていたということです。
美味しい白酒は、徳川将軍も愛飲されるようになったそうでして、独特の粘りと甘みで飲み口もよくて女性にも飲みやすい飲み物でした。
また、白い色で桃の花との対比もめでたいということで、ひな祭りに白酒を飲む風習がこの頃から全国に広がっていったということです。
ひな祭り 甘酒
最近では本物の白酒が買えるところもあるようですが、白酒にはアルコールが含まれているので、家庭で作ると違法になります。また、子供が飲むことも出来ません。
ですから、ほとんどの家庭では白酒の代わりに、甘酒を飲んでいるのではないでしょうか。