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 奥飛騨に春を告げる「飛騨神岡祭」は、高山祭・古川祭とともに「飛騨三大祭」に数えられます。

 
 

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飛騨神岡祭り

 

 毎年4月第4土曜日(平成26年は大祭のため5月4日・5日・6日)に行われる「飛騨神岡祭」は、高山祭・古川祭とともに「飛騨三大祭」に数えられる祭で、町内の三社(大津神社・朝浦八幡宮・白山神社)の例祭の総称です。

 

 古くから「この日は年に一度、神様が里に出られ、町内を巡ってくださる日」と地元で言い伝えられており、町内の家々からもお神酒などが神様に奉げられ、賑やかな舞や楽を見ることができます。

 

平安絵巻大行列

 

 数百メートルにおよぶ総勢700名もの美しい祭行列や、大・中・小の神輿は、神岡の家々の家内安全や人々の無病息災を願いながら町中を練り歩きます。

 

 例年、神岡の町が桜の見ごろを迎える頃に行われる飛騨神岡祭は、厳しい冬を乗り越え春を迎えた雪深い町が、雅の風と熱気に包まれる1日です。

 
 

昼間は優美に夜は熱狂的に

 

  まつりの最大の見どころである平安絵巻を思わせる大行列は、大津神社を起点として笛、太鼓、鉦を打ち鳴らす祭囃子の中、獅子や神楽や大小の神輿(みこし)などが続く優美な姿は圧巻の一言です。

 

 地元の人でも「毎年見ていても美しい」と口を揃えて言うほど。この大行列は昼・夜2回行われます。

 

 昼間は優美な渡御(とぎょ)行列、夜には荒々しく勇壮な還御(かんぎょ)行列と、2つの違った姿を楽しむことができます。

 

神輿

 

 夜になると松明(たいまつ)を持った氏子が参道に勢ぞろいし、獅子も鶏闘楽も神輿も熱狂的に舞い狂い、その後、立ち上がった神輿が一気に拝殿へとなだれ込むクライマックスに突入します。観光客からも大きな拍手と歓声が上がる瞬間です。

 
 


 
 

雅楽で踊る「舞姫」と鐘や太鼓で踊る「鶏闘楽」

 

 雅楽の演奏に合わせて舞い踊る「舞姫」の優美さ、肩車をして立ち上がる「獅子舞」の勇壮さ、子供神輿の可愛らしさも見所のひとつです。

 

舞姫

 

 その他にも、通称「チンカコ」「鳥毛打ち」と呼ばれる鳥の毛冠をつけた子供たちが、鐘や太鼓を打ち鳴らしながら舞い踊る「鶏闘楽」があります。

 

鶏闘楽

 

 行列の途中で神輿が獅子組に何度か押し戻される「お神輿戻し」など、見どころ満載の飛騨神岡祭は、かつて鉱山の街として栄えた山間の街・神岡が1年で最も華やぐ日なのです。

 

※この記事は、「飛騨市公式観光サイト 飛騨の旅」を元に作成しました。

 
 
 

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