京都のおまつりといえば祇園祭。綺麗な山鉾を見に来る人は多いですよね。
でも、京都の三大祭のひとつの葵祭を忘れていませんでしょうか。
葵祭の起源
葵祭(あおいまつり、正式には賀茂祭)は、京都市の賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ (下鴨神社))と賀茂別雷神社((かもわけいかづちじんじゃ)上賀茂神社)で、5月15日(陰暦四月の中の酉の日)に行なわれる例祭です。
石清水八幡宮の南祭に対し北祭ともいわれています。平安時代、「祭」といえば賀茂祭のことをいいました。
葵祭の起源は、今から1400年前、欽明天皇の頃に凶作が続いたため、賀茂皇大神の崇敬者であったト部伊吉若日子(うらべのいきわかひこ)を勅使として、4月中酉の日に馬に鈴をつけ、人に猪頭(いのがしら)をかぶらせてこれを走らせ、祭礼を行ったところ、風雨はやみ、五穀は豊にみのり国民も安泰になったといわれています。
明治17年旧儀に再興され、祭日も5月15日と定められました。
葵祭と呼ばれるようになったのは
賀茂祭が葵祭と呼ばれるようになったのは、江戸時代の1694年(元禄7)に祭が再興されてのち、当日の内裏宸殿の御簾をはじめ、牛車(御所車)、勅使、供奉者の衣冠、牛馬にいたるまで、すべて葵の葉で飾るようになって、この名がついたとされています。
日本の祭のうち、最も優雅で古趣に富んだ祭として知られており、平安朝の優雅な古典行列は平安貴族そのままの姿で列をつくり、京都御所を出発、総勢500名以上の風雅な行列が下鴨神社を経て、上賀茂神社へ向かう行事です。
1400年前が起源とされています。
行列のコースと時間交通アクセス
行列には、本列と斎王代列とがあります。本列には牛車や使いの人などが並び、斎王代列には女官が多く並びます。
斎王代列はかつての帝の身内の行列と言われ荘厳な雰囲気です。
ところで、行列の観覧には有料の観覧席がおすすめなんですが、街中で見るよりも雰囲気は格段の差があります。
★行列は、京都御所を(10:30頃)出発して、堺町御門 → 丸太町通 →
河原町通 → 下鴨神社到着(11:40頃)
★社頭の義・出発(14:20)→下鴨本通 → 洛北高校前(14:40) →
北大路通 → 北大路橋(14:55) → 賀茂川堤 → 上賀茂神社到着
(15:30)
※雨天順延(当日の朝決定)
★交通アクセス
※当日は交通規制もありますし、混雑するのは目に見えていますから、
車はおやめになったほうが賢明でしょう。
※京都は公共交通機関がいろいろありますから、そちらをご利用になってください。