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 「せっぺとべ」という御田植祭りは、鹿児島県日置島津家三代常久が1595(文禄4)年八幡神社を日置総鎮守社と定めて、御神田を寄進したことから、この御田植祭が始まったと伝えられています。

 
 

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日置のせっぺとべ

 

 「せっぺとべ」は文禄4年(約400年前)から鹿児島県日置市日吉地域に伝わるお田植え祭りです。若い衆が田の中で円陣を組み、酒を飲み、唄を歌いながら勢いよく飛び跳ねます。

 

おどり-1

 

 この祭りは土をこねる足踏み耕の意味と害虫を踏み潰す意味があり、泥にまみれて今年一年の豊作を祈願します。

 

 当日は地域住民や子供会による棒踊り、虚無僧踊りなども奉納され、まちは終日活気に包まれます。

 

 昔は、毎年5月6日に行なわれていましたが、明治41年から新暦の6月6日に行なわれるように改められました。

 

 過疎化・少子高齢化の影響もあり若者が町から流出して、「せっぺとべ」は普通の曜日では参加者が少なくなり、昭和46年から毎年6月の第1日曜日に行なわれるようになりました。

 
 

せっぺとべの意味

 

 境内や御神田で飛び跳ねて泥んこになる「せっぺとべ」は田植えがしやすいように(昔は実際に田植えが行なわれていたと伝えられます。)田んぼの土をこねらす意味と、田んぼの中の害虫を踏み潰す意味とがあります。

 

おどり-2

 

 神様に『こんなに一生懸命に土をこねらし、田植えをしますので、大豊作でありますように。』と祈願し、精一杯の元気で「せっぺとべ」踊りをすると伝えられています。

 

 御神田では祭壇が設けられ、お供えをして「今年も豊作でありますように」と祭典神事が行なわれます。

 

おどり-3

 

 この神事が始まる頃にせっぺとべ衆の本番舞台となり、次第に人数も増え勢いを増し、焼酎を回し飲みしながら頭から泥んこになり、誰であるか分からないような状態で、お互い肩を組み合って飛び跳ねます。

 

 これが「せっぺとべ」です。

 

※「せっぺとべ」は「精一杯跳べ」の意味があります。

 
 


 
 

せっぺとべ開催日と交通アクセス

 

 ★とき   6月第1日曜 午前9時30分から

 ★ところ  日置市日吉町八幡神社、吉利鬼丸神社

 

 【交通アクセス】

   ★JR伊集院駅より車で約15分

   ★JR鹿児島本線伊集院駅から鹿児島交通バス枕崎行きで15分、

    日置郵便局前下車、徒歩5分(日置八幡神社)

 

   ★お問い合わせ先 日置市役所日吉支所地域振興課

    TEL.099-292-2112

 
 
 

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