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 『ぼんでん』とは遠目でも見えるように大きく作られた幣束(神祭用具のひとつ)のことです。

 

 秋田県その他でぼんでん祭りというのは、杉丸太に大きな御幣をつけ、火消しの纏(まとい)状にしたものを土地の神社に担ぎ込んで奉納する祭りである。

 

 横手の『ぼんでん』は5m位の細長い丸太の先に、円筒形の竹かごをとりつけ、それに色彩あでやかな布や麻糸を垂らし、しめ縄・御幣を下げ、頭の上に意匠をこらした頭飾りがつけれらており、その重さは30kgにもなるといわれています。

 
 

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横手のぼんでん

 

 横手の「ぼんでん(梵天)」は、豪華な頭飾りが特徴的な横手の小正月行事です。

約300年の歴史を誇り、毎年2月17日に旭岡山神社へ奉納されます。

 

 横手のぼんでんの特徴は、他に類を見ないほど大型であること。豪華絢爛な頭飾りにあります。

 

 

 各町内や職場の若者たちによって奉納されるぼんでんには「五穀豊穣」「町内安全」「商売繁盛」など様々な願いが込められ、先陣を競って押し合う様子は壮観です。

 

 本殿を目がけてぼんでんが勢いよく突っ込み、さらに激しくもみ合って熱気は最高潮に達します。

 

 ぼんでんは旧暦1月17日に奉納されていましたが、1952(昭和27)年より新暦2月17日に改められ、横手の「かまくら」とともに雪まつりとして、みちのくの観光行事になりました。

 
 

横手のぼんでん開催日と交通アクセス

 

 ◆開催日:毎年2月16日・17日

      2月16日:ぼんでんコンクール

      2月17日:ぼんでん奉納(旭岡山神社梵天奉納祭)

 

 ◆ぼんでんコンクール開催場所:横手市役所横手庁舎前

 ◆ぼんでん奉納:横手市役所横手庁舎前出発~旭岡山神社

             (横手市大沢字上庭当田地内)

 

 【交通アクセス】

  公共交通機関:JR横手駅より徒歩約15分

  車:秋田自動車道横手ICより車約10分

 
 


 
 

ぼんでん奉納

 

 「ジョヤサッ!ジョヤサッ!!」 

 

 2月17日、秋田県南部にある横手市・厳寒の雪深い中、掛け声も勇ましく若者たちが「ぼんでん」をかつぎ、激しくもみ合いながら先陣を競って旭岡山神社に奉納します。

 

 厳寒の街が熱気に包まれます。

 

 横手の「ぼんでん」の歴史は250年にもなるといわれています。各町内・職場の若者たちが五穀豊穣、町内安全、商売繁盛、除災招福等を祈願する小正月の行事です。

 

 旭岡山神社に「ぼんでん」を奉納し、無事奉納されるとその年の幸運が授かるとあって男たちの志気はいやがおうにも盛り上がります。

 

 

 横手市の「ぼんでん」の特徴はほかの地では例をみないほど大型であること、頭飾りが豪華絢爛で、横手の『ぼんでん』は頭飾りの豪華さも競われます。

 
 
 

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