お正月の飾りをどうするかはみなさんご存じだと思いますが、節分の飾りをどうするかはご存じない方もいらっしゃるでしょう。
普通には節分に何かを飾ろうとはしませんよね。豆まきをしたり恵方巻きを食べたりするのは思いつくでしょうが、お飾りのことは頭にないかも知れません。
節分の飾りはどこに何を飾る?
節分の飾りは、節分の日となる日に鬼の嫌がるヒイラギと鰯の頭を焼いて飾ります。ヒイラギに焼いたいわしの頭だけをさして玄関口に飾ります。
これは、邪気を払う「魔除け」の意味があるそうです。
節分は「季節の節目」ですので、鬼など邪気を帯びたものが人々に災厄をもたらさないようそれらを祓うために行われてきた行事と言えるでしょう。
節分の飾りはいつからいつまで?一夜飾りでもいいの?
節分の飾りは、正月が明けた1月15日(小正月)から2月4日(立春)までです。
ちょっと長い気もしますが、長いと感じるのであれば短くしてもかまいません。節分の日に飾ってあればいいのですから。
極端に言えば、一夜飾りでもかまわないということです。節分の日の前日夕方に飾って節分の日が終われば外せばいい訳です。
立春の日にはもう外しておきましょうね。節分の豆まきなどの行事が終わったら外せばいいでしょう。
なぜヒイラギと鰯の頭の焼いたのを飾るのか?飾った後は?
鬼がいわしの匂いが嫌いというので、鰯の頭を焼くのは匂いを強くする為です。
また、ヒイラギはその刺で鬼の目を刺すためと言われており、鬼が家の中に入れないようにするのが目的です。
飾った後のヒイラギと鰯の飾りは、どのように処分すればいいのでしょうか。
昔は川に流したりしたそうですが、今はそんなことは出来ませんから、塩をふって紙に包んで捨てましょう。