「唇を日焼けしたようでヒリヒリして痛い」というのはおそらく紫外線の影響を受け日焼けしたのではないかと思われます。
唇は皮膚がとても薄くデリケートなのに、UVケアを忘れられがちな所です。
紫外線による唇の乾燥
唇は肌と違って日焼けして黒くなるといったことはありません。でも、日焼けをする環境で過ごした後に、唇に異常があった場合は日焼けの症状になります。いつもより唇が乾燥する場合も、日焼けの症状だと思われます。
そうなった時は、まずは冷水でしっかり冷やし、そのあとで氷水で冷やしたタオル、または氷水が入った袋を唇に当て冷やします。氷をそのまま当てると、唇にひっついて余計に唇を痛めます。
紫外線による唇の腫れや痛み
もし、唇に水ぶくれがあるとか、唇がパンパンに腫れているとか、唇の痛みが我慢できない場合などの症状がある場合は、自分でなんとかしようとするのは大変危険なので、すぐに病院へ行きましょう。ヘルペスやガンというケースも可能性としてあります。
すぐに病院に行けない場合は、他のところのやけどと同じなので、やけどの処置として、水や氷水で冷やすということを行なってください。
自分での勝手な処置は症状を悪くするだけで、決していいことにはなりません。
また、絶対に中の水を出したり、無理やり皮を剥いではいけません。
日焼け直後にやってはいけないこと
日焼けをすると唇が乾燥して皮がめくれることもあると思いますが、絶対に手で剥いだり、歯で引きちぎってはいけません。
無理やり剥ぐことで、再生の準備をしていた皮膚が充分に育っていないままむき出しになり治りが遅くなります。
強いミントなどが入った爽やかタイプの歯磨き粉は、日焼けした唇には大きな刺激になるので使わないようにしましょう。
歯磨き粉は、少しでもマイルドなタイプを使ってください。日焼けの時だけは子供用を使うというのもひとつの方法です。
もちろん歯を磨いたあとは、必ず歯磨き粉の付き残りがないようにしましょう。
唐辛子や塩分の多い食べ物は、日焼けした唇には刺激になりすぎるので、2~3日は避けてください。
日焼けした唇には、リップクリーム以外の者を唇に塗るのはやめましょう。
メイクをする場合にも、色付きのリップクリームにして、唇に負担のかからないようにしましょう。それでも異常があったらすぐに使うのをやめましょう。
日焼けをしない対策を
唇を日焼けしないためには、紫外線を浴びないようにすることが大切です。
いろんな行事で太陽の下で過ごさなければならない場合は、ツバのある帽子を被るとか、スポーツをする時はサンバイザーをするなどしましょう。
身体を動かさなくてもいい時、移動の時は日傘を使うようにして、唇や顔に直接日が当たらないよう注意しましょう。