汗をかくのは健康にも美容にもいいことです。汗をかかないと、ニオイのキツイ汗をかくことになります。
いい汗はサラサラしていますが、悪い汗はべたつくような汗で、ニオイもキツイくなります。
いい汗とは悪い汗とは
いい汗というのは、さらっとしていて、ニオイが少ない汗です。いい汗にはミネラルが汗に含まれず、成分のほとんどが水分です。
いい汗は、蒸発する際に身体から熱を奪ってくれるので、体温を下げる作用があり体温調節をしてくれる汗なのです。
悪い汗というのは、ミネラルが汗に含まれてしまっているため、ベタついた汗になり、さらに皮膚に住んでいる常在菌の栄養分となって、ニオイの原因となります。
また、悪い汗は蒸発しにくく、体温を下げる作用も少なく体温調節が出来にくい汗ということになります。
さらに、悪い汗にはミネラルが含まれているので、身体に必要なミネラルが失われてしまい、体調を崩す原因ともなります。
なぜ悪い汗をかくのか
人には約200~500万の汗腺があるといわれています。それだけ多くの汗腺がありながら、その半分くらいは活動していない汗腺があるのだそうです。
汗腺が活動しない原因は、部屋に入っても電車やバス・車などの中でもエアコンの働きで汗をかく機会が減り、汗腺が働かなくなってしまっているからです。
運動不足によっても汗をかかなくなっています。
活動していない汗腺の数が多いと、一つの汗腺に大きな負担がかかり、汗にミネラルが含まれてしまい、ベタベタした悪い汗をかくことになります。
ですから、涼しくて気持ちがいいからと冷房のなかにばかりいると、汗腺の働きが悪くなり、結果としていい汗をかくことが出来なくなります。
すっきりしたいい汗をかくには
病気ではないのに、ベタベタした臭いのある悪い汗をかく場合は、汗腺の活動が低下していることが原因です。
いい汗をかくためには、汗腺を鍛えることが必要になります。
43度くらいのお風呂に、肘から先と膝から下の部分を浸けるように入浴しましょう。全身の中では、手足の汗腺が最も活動が低下しやすいので、手足の汗腺をお湯に浸けると、全身の汗腺が活性化してくるのだそうです。
また、半身浴も汗腺を鍛える入浴方法のひとつです。入浴時にシャワーだけではなくて、40度くらいの湯船に半身だけゆっくり入ります。
半身だけお湯に浸かることで、お湯に浸かっていない部分で汗を蒸発させることができますので、汗腺の活発化が期待できます。
とにかくお風呂に入って、汗をかくようにしましょう。さらに、運動をして汗をかく身体になりましょう。
エアコンを1日中つけっぱなしにしているのではなく、1日に3~4時間くらいはエアコンを止めて、汗をかき汗腺を活発にするようにして、いい汗をかくようにしましょう。
汗の臭いに関してはこちらも参考にしてみて下さい。