家族がインフルエンザを発症すると、自分もインフルエンザウイルスに感染する可能性が高くなります。
しかし、インフルエンザといえども発症するとは限りません。体力・免疫力があれば、咳も鼻水も出さずに健康体のままでいることも可能です。
家族の誰かがインフルエンザにかかったら、どうしたら他の家族は防げるのでしょうか。
かかった家族を隔離し、みんなマスクを着用する
家族にインフルエンザをうつされないようにするには、
★発症した家族の隔離をしましょう。
★家族全員でマスクをしましょう。
★手洗いうがいをこまめにしましょう。
これらを実行することで他の家族への感染はかなり防げるものとみられます。
発症した家族がトイレに行ったり食事をしたりと、完全に隔離するには限界がありますので、家族全員がマスクを着用することと、手洗い・うがいをしましょう。
手洗いとうがいは本当に大切ですから、必ず実行するようにしましょう。
インフルエンザの潜伏期間はどれくらい?
インフルエンザは、感染してから発症するまでの間に、潜伏期間があります。
インフルエンザの潜伏期間は、1日から7日といわれています。
発症するのであれば、ほとんどの場合感染してから2~3日後に発症するようです。
また、免疫力の高い人は感染しても発症しない場合があります。同じ家族でも発症する人としない人は、免疫力や体力の差でもあるのです。
最長7日間の潜伏期間があるインフルエンザウィルスですから、この間の隔離と出来るだけ発症した家族との接触を避けること、マスクをすること、手洗いとうがいをこまめにするなどして、あなた自身が発症しないようにしましょう。
インフルエンザは潜伏期間もうつります
インフルエンザに感染して、本人は発症しなくても潜伏期間に誰かにうつす可能性があります。
ですが、潜伏期間に人にうつす可能性は、低い方だともいわれています。
なぜなら、インフルエンザのウィルスは、飛沫感染だからです。
つまり、咳やくしゃみによってウィルスを含んだ唾液や鼻水が飛び散り、感染すると考えられている訳ですが、潜伏期間は咳やくしゃみが出ることが少ないため、感染力は低いというふうに考えられます。
しかし、インフルエンザウィルスが人に感染する感染力は、インフルエンザを発症してから(発熱してから)3日間が、最も強力といわれています。
インフルエンザの予防をしましょう
まずは、出来ることならワクチンを接種してもらうことです。
それから、人混みの中にはあまり出かけないことでしょう。
部屋の温度と湿度を適当な値に保つことが大切です。
特に湿度は大切で、40%~60%くらいが一番ウィルスが住みにくいそうです。
何度も言いますが、こまめな手洗いとうがいはインフルエンザだけでなく、風邪などの予防のためにも有効です。
寒くなってきても、インフルエンザにかかったり風邪を引かないためには、日頃からの栄養の摂取と、極端に疲れないようにし、体力を保つことです。