マスクをして花粉対策用眼鏡をかけて、それでも止まらないくしゃみや鼻水、目のかゆみなど、花粉症の季節、うっとうしい思いをされている方もいらっしゃるでしょう。
そこで、花粉症の改善に役立つ食べ物をご紹介したいと思います。
ミカンの皮は花粉症を和らげる
花粉症の人は花粉に反応するタンパク質「IgE」を持っています。
その「IgE」が別の白血球にくっついて、そこに目や鼻から花粉が身体に入ると、反応がおこって、ヒスタミンを放出します。
ヒスタミンは鼻水やくしゃみの原因となる物質です。
「IgE」をたくさん持っていたとしても、刺激を弱めてヒスタミンの放出を抑えてやれば症状が緩和されます。
ミカンの皮にあるノビレチンという成分が細胞への刺激をブロックしてくれます。
さらに研究によると、ヨーグルトも同じような効果を持っているそうです。
ミカンの皮とヨーグルトは、それぞれに単独でも効くけれども、刺激をブロックしている箇所が違うので、組み合わせた方がはるかに効くというデータが出ているのです。
だからといって、ミカンの皮だけを食べるのはかなり無理があると思いませんか。それも皮だけ2個も食べないといけないならもう大変です。
スムージーにして飲むのがいい
ミカンの皮だけ食べなければならないことはないんです。実も食べればいいし、ヨーグルトと一緒に摂ってもかまわないわけです。
そこで、ミカンまるごととヨーグルトをミキサーなどにかけて、スムージーにして飲むという方法を教わりました。
コレだとかなり飲みやすいのです。ですから、朝の一杯で花粉症が緩和されるとなれば飲まない手はないと思うのですが・・・。
ミカンの白いわたの部分には食物繊維がたっぷりですし、果肉には当然ビタミンもいっぱいです。まるごと食べるって、なんだか美容にも良さそうではありませんか。
ただ、ミカンの皮には農薬が残留している可能性もありますから、しっかり洗って食べるとか、なるべく無農薬のものを選んで食べましょう。
レンコンも花粉症に効く?
ネット上には、「レンコンを食べて症状が緩和された」という意見が数多く寄せられ、なかには「まったく症状が出なくなった」という人もいるほどです。
ある調査によると、レンコンの成分をお茶やみそ汁に入れて摂取してもらったところ、3か月間でなんと81%の人に花粉症の症状の改善が見られたということです。
レンコンには、「IgE抗体」を抑制する働きがあるといわれています。それが花粉症を抑える効果があるんです。
1日40g、輪切りにして3つほど食べ続けると、2週間くらいで効果が表れ始めるといいます。
レンコンも単独でなくヨーグルトなど、乳酸菌の含まれる食べ物と一緒に摂取すると、花粉症が大幅に改善されるといわれています。