三溪園は実業家の原富太郎氏(雅号、三溪)が明治39年に開いた日本庭園です。
東京ドーム約4個分の広さに三重塔など京都や鎌倉などから集められた17棟の歴史的建造物が点在する日本庭園です。
秋の紅葉時期のあざやかな紅葉と調和した景観は、横浜でありながら古都の風情を満喫させてくれます。
三溪園の紅葉見ごろと見どころ
三溪園の紅葉見ごろは、例年は11月下旬から12月中旬にかけて、モミジやカエデ、イチョウなどが園内各所で美しく紅葉します。
中でも内苑の聴秋閣や春草廬の周辺、外苑の横笛庵や林洞庵周辺が見どころと言えましょう。
三渓園では、紅葉の見頃の時期には「紅葉の古建築公開~2つの秋を楽しむ」特別公開が行われ、重要文化財である「聴秋閣」そして「横笛庵」を間近で見ることができます。
特別公開は、例年11月中旬~12月中旬まで行われています。
通常は立ち入ることのできない「聴秋閣」の奥に広がる紅葉の遊歩道も開放されますから、こちらにも訪れてみたいですね。
三溪園の紅葉ライトアップ
三渓園の紅葉のライトアップはやっていません。
三渓園は、桜の季節には「観桜の夕べ」を開催して、ライトアップした夜桜と三重塔を楽しむことができるので、紅葉の時期にもライトアップを期待されますが、残念ながら紅葉のライトアップはしていないのです。
三溪園園内見どころ
国の名勝にも指定されている三溪園(さんけいえん)は横浜の観光地として親しまれており、季節の花木を眺めながら、伝統ある建物と歴史を身近に感じることができる、散策型の庭園です。
三渓園には、白梅・紅梅・臥竜梅・緑萼梅など約600本の梅の木もあり、毎年2月上旬頃~3月にかけては「観梅会」と言うイベントも開催されます。
旧燈明寺本堂は戦後に移築されたものですが、国の重要文化財で、室町時代初期に建てられた建築物となります。
聴秋閣(国の重要文化財)は徳川家光が二条城にに建てたものといわれ、のちに稲葉正則の江戸屋敷に移したと伝わっています。
このほかにも、月華殿(国の重要文化財)・臨春閣(国の重要文化財)・御門・白川郷の合掌造建物「旧矢箆原家住宅」(やのはら家)など、多くの見どころがあります。
交通アクセスと三渓園入園料
【電車とバス】
JR根岸線根岸駅から市営バス58・99・101系統で10分、本牧下車、徒歩10分
【車】
首都高速湾岸線本牧ふ頭出口から国道357号を三溪園方面へ車で3km。
【駐車料】
駐車場(80台)
2時間まで500円、以降30分ごとに100円、当日の上限1000円。
三渓園の駐車場は狭いので、本牧市民公園の有料駐車場(30分 100円)を利用されてもいいかと思います。
【三渓園の開園時間と入園料】
三渓園の開園時間は、9:00~17:00(入園は16:30まで)
入園料は大人(中学生以上)500円・こども(小学生)200円・シニア(65歳以上) 300円。