雨戸やシャッターは防寒になるかのでしょうか。
冬の夕暮れから、雨戸やシャッターを閉めるとなんとなくあたたかいような気がするのですが、実際にはどうなのでしょう。
雨戸やシャッターを閉めて、少しでも防寒対策になればいいと思うのですが・・・。
雨戸やシャッター
最近のお家のアルミサッシの窓との関係から、雨戸やシャッターは金属製のものが多いので、熱はよく通すと思います。
ですから、断熱性能自体を期待するのは無理なような気がするのですが、それでも雨戸やシャッターと窓との間に少しでも空気層ができれば、その空気層による断熱効果はないのでしょうか。
雨戸やシャッターそのものは熱を通す
金属製の雨戸やシャッターは、熱を通しやすいものですから、断熱効果はないといったほうがいいようです。
しかし、雨戸やシャッターを閉めると、実際には窓からの放射冷却を減らし、窓付近でおきるコールドドラフト(冷気対流)を減らすことができるということです。
雨戸やシャッター自体は、断熱効果はあまりありませんが、窓とシャッターの間に動きにくい空気層が生じるという意味で、放射冷却の減少に加えて僅かではありますすが、窓部分の断熱性能も上がると考えられます。
雨戸やシャッターは防寒になる
雨戸やシャッターなしの窓ガラスが露出している場合には、寒風が窓ガラスに直接当たり、窓ガラスを強く冷やします。
そうすると、ガラスやサッシの内側への結露なども生じやすくなります。
断熱性能はガラス+空気層+アルミなど個々の断熱性能の総和と、それ以外に内外表面に当るの気流により変わってきます。
雨戸やシャッターを閉めている場合にも、雨戸やシャッターの内外において気温差はさほど生まれません。
しかし、風が窓ガラスに直接当たらなくなるため、窓ガラスやサッシの冷やされ方が緩和され、窓内側の空気が冷やされにくくなります。
結果的に室内が冷えにくくなり、雨戸やシャッターを閉める行為は防寒になるということになります。
実験結果です
窓を開けたら冷たい風が入って来ますが、シャッター閉めて30分もすれば室温が若干上がるのが確認出来ました。
シャッターを閉めた部屋と開けた部屋を区切って様子を見ると、閉めた部屋はいつもより寒くないと感じました。