忘年会や新年会のシーズンになりますが、この時期には、お酒の好きな人もあまり好きでないひともお酒を飲む機会が増えます。
いくらお酒が好きであっても、お酒を飲んだあとの悪酔いや二日酔いは本当にいやなものですよね。
どうしたら、悪酔いや二日酔いは防げるのでしょうか。
悪酔いや二日酔いを防ぐためには無理な飲み方はしない
もともと日本人はお酒の弱い体質の人が多いと言われています。
人が持っているアルコールを分解する「ALDH2」という酵素の働きが弱いひとは、アルコールの有害なアセトアルデヒトを分解出来ないため、少しの量のアルコールでも悪酔いします。
これは遺伝による体質なので、無理な飲み方をしないことが大切です。
でも、普通にお酒は飲めるけれども、お酒の飲み方によっては悪酔いしてしまうことがありますので注意しなければいけません。
悪酔い二日酔いをしないための工夫
★お酒の種類をいろいろ飲まない
アルコール量が同じであればお酒の種類は関係ありませんが、違うお酒を飲むことで口あたりが変わり飲み過ぎてしまいます。
★イッキ飲みしない
ガブガブと勢いで飲んでしまうとアルコールの分解が追いつきません。
★お酒を飲む前にお水を飲む
お酒を飲む前にお水を飲むことで身体の負担を減らすことが出来ます。
また、お酒を飲む間にも水を飲むと、悪酔いを防ぎます。
★お酒の合間にジュースを飲む
柑橘系の果実や飲み物はアルコールの分解を早めてくれます。
★アルコール度数の強いお酒を避ける
同じ量でもアルコール度数によって身体の負担は違います。
★体調の悪い時はほどほどに
体調の悪い時は悪酔いしやすいので控えたほうがいいでしょう。
お酒を飲む前に出来る対策飲む前に食べるといいもの
アルコールといえば肝臓ですが、肝臓の働きを助けてくれるのはタンパク質です。
飲み会のある日のお昼には、できるだけ動物性タンパク質の多い食事をしましょう。
肉・魚・卵・牛乳などに多く含まれていますので、お酒を飲む日は前もって食べておきましょう。
ダイエットしている人はタンパク質を取ると同時に、野菜類を多くしてもいいです。
ビタミン類も肝細胞内の代謝をサポートしてくれるので、サラダ類をたっぷり摂るようにしましょう。
ダイエットが気になるひとは、赤身の肉や鶏の胸肉、マグロの赤身などの、カロリーが低い食べものにすることをおすすめします。
悪酔いや二日酔いを防ぐために空腹の飲酒は避けた方がいい
アルコールは水分ですから、胃より腸でより多く吸収されます。
飲む前にある程度食べ物を胃に留めておきますと、食べ物が胃から小腸に移動する時間がある程度長く取れ、アルコールが小腸で吸収されるのを遅らせることができます。
おなかが空いた状態でアルコールを多く飲むと、胃や肝臓にも負担がかかり、お酒のまわりも早くなって酔ってしまいます。
乾杯するときはひと口だけにして、最初は食事をしてから飲むようにしましょう。
お酒を飲むときは、ついつい差しつ差されつして、自分のペースが乱れてしまい、飲まされてしまうということになりますので、自分のペースを守るということも大切です。
さらに、お酒はその人によっての適量があります。適量を超えると悪酔いや二日酔いのもとですから、こちらの方も他人のペースに入らないようにしなければなりません。
体調や飲み方によって悪酔いや二日酔いをすると、大変な思いをするのは自分です。
お酒を飲むときは楽しい気分で、ひとのペースに惑わされず、美味しくいい飲み方をしましょう。