お茶に含まれる成分の代表格が、ポリフェノールの一種カテキンです。80度以上のお湯で抽出されやすい渋みの成分です。
カテキンの種類
カテキンといっても、お茶に含まれるカテキンには4種類あり、抽出するお湯の温度によってその4種類のカテキンの割合が変わってきます。
4種類のカテキンとは、エピカテキン・エピガロカテキン・エピカテキンガレート・エピガロカテキンガレートの4種です。
4種類のカテキンのなかでは、エピガロカテキンガレートが一番多く、含まれるカテキンの50~60%を占めています。
エピガロカテキンガレートは、カテキンの中でも抗酸化作用をはじめとし、生理活性特性を持っています。
エピガロカテキン・エピカテキンガレート・エピガロカテキンガレートの3種類は、お茶に含まれている特徴的なカテキンです。
冷たい水でお茶を抽出すると免疫機能の働きをよくするエピガロカテキンが効果を発揮するお茶が抽出できます。
カテキンが多く含まれるお茶の種類は、煎茶と番茶です。
お茶に含まれるカテキンの効果
カテキンの効果のなかで注目したいのが、抗酸化作用です。活性酸素が身体の組織を攻撃するのを防止し、病気になるのを防ぐともいわれています。
カテキンにはコレステロールの吸収を防ぐ働きもあります。食後のお茶は血中コレステロールがあがるのを抑えてくれることが期待できます。また、抗菌作用もありますから、虫歯予防とか食中毒予防にも効果が期待できます。
自動販売機などペットボトルのお茶にもカテキン
自動販売機のペットボトルに入ったお茶にも、カテキンは含まれています。急須で入れたお茶と比較するとカテキン量は減りますが、カテキンは含まれています。
濃いめのお茶や特保といわれるお茶には、ペットボトルのお茶といえども多くのカテキンが含まれています。