お茶に含まれる成分でカテキンについては別ページでお伝えしましたが、お茶にはカテキン以外にもいろいろな成分が含まれています。
リフレッシュして集中力を高めるカフェイン
お茶のカフェインは、80度以上の湯で抽出されやすい苦みの成分です。カフェインの人への主な作用は覚醒作用です。
眠気を防いでくれたり、知的作業の能力や運動能力を向上させる効果があります。
そのほかにも、カフェインを摂取すると脂肪の燃焼が促進される、という効果が確認されています。
運動する前の30分~1時間くらい前にお茶を飲むことで、効果的に脂肪を燃焼させることが出来るようです。
また、カフェインには脂肪をエネルギーに変換して効率的に使うため、持久力向上も期待できます。
ただし、カフェインに敏感な人や妊娠中・授乳中の人はカフェインの摂取は控えた方がいいでしょう。
薬との飲み合わせにも注意が必要です。薬剤師からカフェインには注意が必要と説明された時は、カフェインを摂るのは控えましょう。
リラックス効果があり心安まるテアニン
お茶は80度以下の湯で入れると、カテキンの渋みやカフェインの苦みが抑えられて、甘味やうま味を感じられます。
その成分であるテアニン(アミノ酸)には、緊張を和らげる効果と心身をリラックスさせる効果があります。
お茶を飲んだ時何かホッとするのは、テアニンの効果でもあります。
テアニンにはカフェインによる興奮を静める働きがあり、カフェインの作用を穏やかにします。
穏やかな興奮状態が集中力を高めてくれますので、仕事や勉強の前にぬるめに入れたお茶を飲むのもオススメです。
お茶には10種類ものビタミンが含まれる
お茶の葉には、私たちの身体に必要とされる13種類のビタミンのうち、10種類ものビタミンが含まれています。
ビタミンには水溶性のものとそうでないものとがありますが、お茶を入れた時に溶け出す主な水溶性のビタミンは、ビタミンCです。
ビタミンCには抗酸化作用があり、紫外線対策にも役立ちます。煎茶を4~5杯飲むと1日に必要なビタミンCのおよそ40%を摂ることが出来ます。
ビタミンCは、体内に蓄積できないので、3時間おきくらいにこまめにお茶を飲むといいかも知れません。
水溶性でないビタミン類を摂取するためには、お茶の葉を粉末にしてお茶を入れ、そのまま全てを飲むといいでしょう。
また、粉末を料理やお菓子作りに使ってもいいと思います。