低気圧による身体への変調は、身体がだるい・重い・やる気が出ない・首や肩のこり・冷え・むくみ・腰痛・関節痛・頭痛 などと、多くの症状を引き起こすようです。
低気圧の身体への影響
低気圧時には高気圧時よりも空気中の酸素が薄くなるため、副交感神経が優位になり、身体を休めようとします。
呼吸や脈がゆるやかなお休みモードになろうとするのに、仕事や家事などで無理に身体を動かそうとするため、「だるさ」や疲れがあらわれます。
低気圧が続くと体内で炎症物質ヒスタミンの分泌が増加し、身体のさまざまな痛みを引き起こすといわれています。
ヒスタミンは交感神経を刺激し、ストレスを感じやすくなり末梢血管を収縮させるため、血行不良や冷え、むくみを生むことにつながります。
急激な気圧の低下を内耳にあるセンサーがキャッチすると、交感神経が活発化し、痛みや自律神経の乱れを生むことになります。
低気圧に影響されにくい身体を
胃腸など消化器の弱い人、虚弱体質の人が低気圧の影響を受けやすい、と言われています。
日頃から、暴飲暴食を控え、胃や腸の調子を整え、万全にして、気圧の変化に備えるようにしましょう。
低気圧に影響されにくい身体を作るには、身体を冷やす飲み物・食べ物は控え、身体を温める食材を食べるよう心がけましょう。身体を冷やすのはよくないようです。
冷房などでの身体の冷やしすぎにも注意が必要です。冷えた場合は、首・手首・足首を温めるのも効果があります。
適度に身体を動かして、筋肉量を増やし、熱を作りやすい身体にすることも大切です。筋肉は熱を作り出すので、日頃からの運動も大切です。
これらのことを日常から心がけていれば、低気圧による身体の「だるさ」も緩和されるに違いありません。
低気圧で「だるく」なったら身体を動かす
低気圧の影響で身体が「だるく」なったり「重たく」なったりした時、そのままではいつまでも解決しません。
そこで、ちょっと我慢をして身体を動かしましょう。家の中を掃除したり、体操をしたり、とにかく身体を動かします。
曇りの時は意識して外を散歩するなどすると、交感神経がはたらきはじめ、「だるさ」がやわらいできます。